G大阪、大阪ダービーで“過去最悪”の4失点完封負け…サポーターは涙、選手バスに罵声も

ルヴァン杯準々決勝第2戦 G大阪0―4C大阪(5日、パナスタ

G大阪は敗れた大阪ダービーでは最多点差となる4失点完封負けを喫し、ルヴァン杯の敗退が決まった。松波正信監督は「(過去の)ダービーの中でも悔しい敗戦。切り替えるのは難しいが、僕自身もやるべきことをやっていかないといけない。今日の敗戦はショックですが、チームとして個人として、やれることをやりきりたい」と言葉を絞り出した。

アウェーの第1戦(2日)は特別指定の関学大FW山見の決勝ゴールで1―0と勝利したが、このアドバンテージも意味をなさなかった。この試合では山見が先発して2トップの一角に入ったが、前線からプレスをかけてきたC大阪の圧力を回避できず押し込まれる展開に。前半24分に自陣でのパスミスから失点。この時点では2戦合計でまだ同点だったが、DF昌子、金英権を日韓の代表参加で欠いたDFラインが踏ん張れず、直後の32分にも最終ラインの裏を取られて2点目を奪われた。

後半にも自陣でのミスもあり2点を追加され、屈辱的な大敗。さらに主将のDF三浦が右足を負傷して交代するなど、アクシデントまで発生した。MF山本は「ホームでの0―4は受け入れられない。しっかり切り替えて、という言い方はしたくないので、胸に刻んで。きょう来てくれたサポーターのみなさんには、申し訳ない試合だった」と話した。

試合後のスタンドには涙を流すサポーターの姿もあり、選手バスに一部観客が罵声を浴びせるなど、敗戦のショックからコロナ禍では許されない行動まで見られた。15連戦という超過密スケジュールを、最悪の敗戦で終えたG大阪。J1残留という今季最大の目標に向け、もう一度チームを立て直すしかない。

リンク元

Share Button