“大阪ダービー”は現役大学生FW山見大登が土壇場決勝点! 川崎Fは浦和に追いつきドロー【ルヴァン杯準々決勝第1戦】
JリーグYBCルヴァンカップ準々決勝では、9月1日に第1戦の4試合が行われた。
ヨドコウ桜スタジアムでは、セレッソ大阪がガンバ大阪をホームに迎える“大阪ダービー”が実現。両クラブは8月27日の明治安田生命J1リーグ第27節でも対戦し、その際は1-0でC大阪が競り勝っていた。
中4日で迎えた再戦では立ち上がりからC大阪が攻勢。13分には松田力からのボールを受けた山田寛人がボックス右に侵攻してシュートを浴びせたが、GK東口順昭のセーブに遭う。
さらに21分には個人技でボックス内まで持ち込んだ中島元彦が巧みなキックフェイントでG大阪DFを翻弄して左足を振り抜く。しかし、ここでもGK東口がファインセーブを見せた。
スコアレスで試合を折り返し、後半に入っても47分に早速C大阪がチャンスを作る。左サイド高い位置でボールを持った小池裕太が左足で高い精度のクロスを供給するとボックス中央で飛び上がった山田がヘディングシュート。しかし、右に外れていく。
守勢に回りつつもGK東口を中心に無失点を保っているG大阪。それでも58分には右サイド高い位置でボールを保持した小野瀬康介がマイナス方向に折り返し。走り込んだ井手口陽介がシュートを浴びせたがGKキム・ジンヒョンにセーブされる。
その後も選手交代を行いつつ得点を目指す両チーム。G大阪は徐々にパスを繋いでボールで持つ時間を増やすが、C大阪がチャンスの数で上回る展開は変わらず。
しかし試合終盤の89分、ボックス手前中央で味方からのパスを上手くトラップした途中出場の山見大登が左足を一閃。カーブしたシュートがゴール左上隅を射抜き、G大阪がリードした。
そして、関西学院大在学中ながらも特別指定選手としてプレーしている山見の得点が決勝点となり、試合が終了。G大阪がリーグ戦の雪辱を果たす形で敵地での第1戦に0-1で勝利した。
その他の試合では、前年度王者のFC東京が北海道コンサドーレ札幌とアウェイで戦い、2-1で敗戦。名古屋グランパスはJ1リーグにおいても上位争いのライバルとなっている鹿島アントラーズをホームに迎え、2-0で勝利した。
また、敵地に乗り込んだ川崎フロンターレは浦和レッズに先制されたが、脇坂泰斗が獲得したPKを家長昭博が72分に沈めて1-1で引き分けている。
ベスト4が決定する第2戦は5日に行われる予定だ。
■準々決勝 第1戦
・9月1日(水)
札幌 2-1 FC東京
名古屋 2-0 鹿島
C大阪 0-1 G大阪
浦和 1-1 川崎F
■準々決勝 第2戦
・9月5日(日)
18:00 広島 vs 神戸
18:00 FC東京 vs 札幌
18:00 G大阪 vs C大阪
18:00 川崎F vs 浦和