宇佐美は「並の選手じゃない」 闘莉王称賛も“異名”に持論「日本ではすぐに天才と…」
「闘莉王TV」で宇佐美を特集、大分戦の劇的ゴールを評価
レアル・マドリードの下部組織で頭角を現している中井卓大を筆頭に、日本サッカー界は“若き天才”と呼ばれるタレントを数多く輩出してきた。若くしてバイエルン・ミュンヘンに移籍したガンバ大阪の元日本代表FW宇佐美貴史もその1人だが、元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏は「日本では少しでも活躍すると、すぐに天才と呼ばれる。見極めないといけない」と持論を展開している。
2019年シーズン限りで現役を引退し、ブラジルで実業家として活躍する一方、公式YouTubeチャンネル「闘莉王TV」では、7月27日の大分トリニータ戦(2-1)の後半アディショナルタイム4分に決勝弾を決めた宇佐美をテーマにしている。
「疲れているにもかかわらず、あれだけの技術とシュート力」と圧巻の一撃を高く評価していた闘将だが、宇佐美の異名については持論を展開している。
「日本は少しでも活躍するとすぐに天才と呼ばれる国。そこは見極めないといけない。でも(宇佐美が)並の選手じゃないことは、みんな分かっている」
プラチナ世代の筆頭で、2011年にドイツの名門バイエルンに移籍した宇佐美は、若い頃から「天才」の異名で知られていたが、日本代表の舞台からは2019年以降、遠ざかっている。
シュート技術など非凡さを認めている闘将だが、「天才」の領域かどうかは見極めが必要と分析している。
「本当にいい子。代表でも頑張っていた。海外に行って上手くいかないこともあったが、また日本のサッカーを盛り上げるために帰ってきた」
紆余曲折を経て、再びG大阪でプレーしている宇佐美。まだ29歳。闘莉王氏はさらなる奮起を願っていた。