横浜FC“苦手”ガンバから公式戦初白星 新加入ブラジル人FWが決勝弾 出番なしカズも大喜び 8
明治安田生命J1第26節は25日、各地で行われ、最下位の横浜FCがホームで同13位のG大阪と対戦。1―1の後半35分、新加入のブラジル人FWフェリペ・ヴィゼウ(24)が移籍後初ゴールとなる勝ち越し点を決め3―1の勝利に貢献。過去公式戦で1勝もしてなかった“苦手”G大阪から9度目の対戦でついに初白星を手にした。
横浜FCは天皇杯を含めた公式戦でG大阪と過去8度対戦し未勝利(0勝4分け4敗)。“苦手”としている相手に対し、前半1分にMF松尾がゴールネットを揺らすもVARによりオフサイドと判定されゴールならず。それでも前半アディショナルタイムにFWマギーニョが相手DF佐藤に背後から倒されフリーキックを獲得。抜け出せばGKと1対1だった決定機を阻止したDF佐藤は一発レッドで退場。さらにこのセットプレーからMFシルバが頭で合わせ先制ゴール。1―0で後半へと折り返した。
後半3分には相手FW小野にゴールを許し同点とされると、同29分にFW渡辺に代えFWヴィゼウを投入。すると同35分、FWヴィゼウが貴重な勝ち越しゴール。敵陣中央からドリブルを仕掛け、相手DFに弾かれたこぼれ球を再び自身の足元へコントロールすると左足を一閃。豪快なシュートがゴールネットに突き刺さり、移籍後4試合目で待望の初ゴールが生まれた。
後半アディショナルにはMF安永がダメ押しとなる追加点。数的有利な状況にも助けられ3―1で勝利。公式戦9度目の対戦で初白星を手にすると、この日ベンチ入りするも出番のなかった54歳FW三浦もチームメートとともに喜びを爆発させた。