G大阪、今夏新加入のDF柳沢亘がプロ初ゴール 延長の末に松本下し、天皇杯16強進出

天皇杯3回戦 G大阪2―0松本(18日、パナスタ)

G大阪は今夏新加入したDF柳沢亘のプロ初ゴールなどで延長の末にJ2松本に2―0と勝利し、16強進出を決めた。

15連戦の10戦目とあり、リーグ戦の13日・清水戦から先発10人を入れ替えて臨むと、試合を優位に進めながらもゴールを割れず延長戦へ。0―0で迎えた延長前半5分、FW宇佐美のCKがファーに流れると、柳沢が冷静に左足で合わせて待望の先制点を奪った。さらに同10分、この日右サイドハーフで出場したMF井手口が、無回転気味のロングシュートをねじ込み、試合を決定づけた。

J3岐阜、J2水戸とステップアップして今夏加入した柳沢は「チームを救いたいという気持ちがあったので、結果としてゴールになってよかった。これまでプロ生活の中で惜しいシーンはたくさんあって、決めきれなかった。ほっとしています」。プロ3年目で奪った初ゴールを喜んだ。

J1でも出場を重ねる中で、サイドバックとしてビルドアップやクロスなどの攻撃参加、安定した守備と持ち味を発揮しつつある柳沢。「今までやってきたポジショニングや、トラップを置く位置には手応えを感じています。ただもっと判断スピードを速くしないと。今までなら引っ掛からなかったボールも、引っ掛かってしまうこともある」と語り、さらなる成長を見据えていた。

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