関西学院大の山見大登が衝撃のデビュー弾! G大阪が清水を下して3試合ぶり白星 チアゴ・サンタナの神の手ゴール未遂も【明治安田J1第24節】

明治安田生命J1リーグ第24節、清水エスパルスvsガンバ大阪が13日にIAIスタジアム日本平で行われ、0-1でG大阪が勝利した。

2ポイント差の14位清水と13位G大阪が激突。前節の清水は、一度逆転されながらも追いつく粘り強さを見せて、2位の横浜F・マリノスと2-2の引き分けを演じた。対するG大阪は、コロナクラスター発生のツケを払う形で連戦が続いており、ここ5試合は3連勝から2連敗と浮き沈みの激しい成績となっている。

スタメンに関して、清水は前節から奥井、竹内、滝を後藤、西澤、河井に代えたイレブンに。中3日のG大阪は4人変更。フォーメーションは3バックが採用された。

序盤は右サイドを効率的に使うG大阪が主導権を握る展開に。7分にその右サイドから柳澤がクロスを上げると、レアンドロ・ペレイラがヘディングシュート。完璧に合わせた強烈なシュートだったが、左ポストに直撃してしまった。

一方、押し返したい清水は16分に決定機。チアゴ・サンタナのシュートがGK東口を強襲して得た右CKで、西澤のクロスをヴァウドがヘディング。しかし、こちらも左ポストに弾かれてしまい、先制には至らない。

その後は飲水タイムを挟んで清水がやや優勢に。だが、G大阪も序盤同様に中央から外、外から中央と相手をかく乱する攻撃で何度かゴール前まで迫っていく。

前半終了間際には、清水は左サイドから入ったクロスが混戦を生み、最後は鈴木がボックス中央から左足を振り抜くが、惜しくもクロスバーを越えていった。

後半は前半の勢いでもって清水が攻勢に。50分過ぎに立て続けにチアゴ・サンタナと後藤のシュートでゴールに迫る中、55分の左CKの場面ではニアサイドで井林がフリックしたボールをチアゴ・サンタナが頭で押し込んでネットを揺らす。

しかし、G大阪は腕を使ったとアピール。VARで確認すると、ボールは頭ではなく伸ばした腕に当たっており、主審はイエローカードを提示。神の手ゴールは未遂に終わった。

仕切り直したいアウェイチームは、57分にレアンドロ・ペレイラがボックス右に侵入。パスを受けて素早く右足を振り抜いたが、再び左ポストに嫌われた。

60分過ぎに交代カードを切り、先に動いた清水は69分、ボックス左角から西澤が右足で上げたクロスから途中出場の中山にチャンス到来。ファーサイドで胸トラップし右足を振ったが、相手の守備もあり、シュートは大きく枠を外れた。

、G大阪も75分前後で4選手を入れ替え、その交代で入った山見は関西学院大学在学中の特別指定選手。この試合がデビュー戦となった中、78分にボックス手前からのミドルシュートでいきなりゴールに迫る。

すると82分、山見は右サイドでパスを呼び込み、鋭い切り返しでDFをかわすとともにボックス右に侵入。そこから狙いすました左足のコントロールショットをゴール左上に突き刺し、デビュー戦でスーパーゴールを決めて見せた。

3日後に22歳の誕生日を迎える山見の衝撃デビュー弾で先制したG大阪。以降は攻め込まれる時間帯を強いられたものの、5バックで最後までリードを守り0-1で逃げ切り。3試合ぶりの勝利を収めた。一方の清水は4試合未勝利となった。

清水エスパルス 0-1 ガンバ大阪

【G大阪】

山見大登(後37)

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