徳島、G大阪のFW一美和成を完全移籍で獲得 元U―23代表、J1残留へ待望ストライカー

J1残留を目指す16位・徳島がG大阪の元U―23代表FW一美和成(23)を完全移籍で獲得することが10日、分かった。複数の関係者によると、11日にも正式発表されるという。

一美は1メートル81、77キロの体格を生かした懐の深いキープ力とシュートが武器。今季はリーグ18試合1得点にとどまっているが、横浜FCに期限付き移籍していた20年は31試合4得点を挙げた。G大阪U―23時代の17年にはJ3相模原に在籍していた東京五輪GKコーチの川口能活氏から2得点を奪い、レジェンドからストライカーとしての資質を褒められたこともある。高校2年にDFからFWに転向。まだまだ伸びしろは残されている逸材で、現在13位と残留争いに巻き込まれているG大阪も慰留に努めたが、最後は本人の意思を尊重する格好となった。

徳島は今夏、FW河田篤秀がJ2大宮に完全移籍。ストライカーの補強は急務で、J1複数クラブとの争奪戦を制して獲得にこぎ着けた。

◇一美 和成(いちみ・かずなり)1997年(平9)11月10日 熊本県八代市出身の23歳。大津高2年の14年にDFからFWにコンバートされると15年9月にはU―18代表に選出された。16年にG大阪へ入団。7月10日のJ3・C大阪U―23戦との大阪ダービーでプロ初得点。18年9月9日のルヴァン杯準々決勝第2戦の横浜戦でトップチーム初得点を挙げた。J2京都へ育成型期限付き移籍した19年はJ2リーグ36試合17得点。20年は横浜FCに期限付き移籍し、21年にG大阪へ復帰した。J1通算58試合5得点、J2通算36試合17得点、J3通算75試合19得点。1メートル81、77キロ。右利き。

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