骨髄移植受けたG大阪Jrユース多田吾郎「これからの生命を救っていきたい」医師志望を決断
ガンバ大阪は10日、再生不良性貧血という難病を発症していたガンバ大阪ジュニアユース所属のGK多田吾郎の近況を発表した。同選手は昨年8月に骨髄移植を行い、すでに日常生活を過ごせるようになっているという。
クラブはあわせて多田からファン・サポーターへのメッセージを公表。「僕はガンバ大阪ジュニアユースを辞めさせていただくことにしました。その理由は、2つあります」とつづった多田は、新たな道に進むことを決めたようだ。
「1つ目は、僕はプロになりたくて、プロとしてサッカーをしたくて、ガンバ大阪ジュニアユースに入団しました。プロになることを目標に、日々練習に精を出していました。ですが、サッカーができない日々が続き、プロになりたいという気持ちが薄れていきました。そして、そんな時、僕のジュニアユースの同学年の戦友が、必死に頑張っている姿を見て、プロになる目標、夢への意識が薄くなっている自分がいる場所ではないと思ったからです」。
「2つ目は、僕に新しい目標ができたからです。それは、自分を病気から救ってくれたお医者さんになり、自分が救ってもらったように、新しいこれからの生命を救っていきたいと思ったからです。そして、これからはこの自分の新たな目標を、無我夢中で追いかけたいと思います!」
医師の道を志すことを決めた多田は「今まで応援ありがとぉぉぉぉぉーーーう!これからもがんばりマスカット。(笑)そして、これからも応援よろしくお願いします」とコメント。クラブも「多田選手の新たな夢に向かう強い意志を尊重し、これからも共に歩んでいきたいと思います。皆様におきましても、多田選手へ引き続きご支援・ご声援のほどよろしくお願い致します」とサポートの姿勢を示している。