G大阪、徳島に敗れ連敗 痛恨ミスのDF昌子「僕のミスでチームが苦しく…」

◆明治安田生命J1リーグ第23節 徳島2―1G大阪(9日、ポカリS)

G大阪はJ1残留を争う徳島に敗れ、2連敗を喫した。東京五輪中も続いた15連戦の8試合目とあり、得点源のFWパトリックをローテーションでベンチ外に。しかし前半から徳島のプレスにはまり、同30分にはセットプレーから失点。前半終了間際には、サイドからのクロスをMF奥野がクリアしきれず、さらにDF昌子の判断ミスもあって2失点目を喫した。後半も足は重く、ギアが上がらないまま時間が経過。ロスタイムに途中出場したMF小野のスルーパスから、MFチアゴが決めて1点を返したが、反撃もここまで。DF昌子は「僕のミスでチームが苦しくなってしまった。そこは反省して、しっかり切り替えてやるしかない」と話した。

FWはレアンドロ・ペレイラ、一美の2トップ、中盤は矢島と倉田を2シャドーに置き、攻守で前線の圧力を強める狙いだったが機能せず。矢島は「徳島さんのコンパクトな守備がすごく嫌で。自分たちがうまくボールを動かせず、相手の流れにはまってしまった。個人的には、自分たちの流れが悪い時でも、いつもと変わらないプレーをしたい。それもできなかった。自分が下手だった」と振り返った。

矢島は相手のプレスを外せなかった理由を「シンプルに背後をつく動きが少なかったのと、相手のはめ方に応じて、どういう立ち位置を取った方がいいのかが整理できていない。自分たちの課題はずっとそう。流れが悪い時に修正できない」と分析。連戦中はメンバーを入れ替え、フォーメーションも試合ごとに変更されている現状に「フォーメーションを変えて、自分たちのサッカーがスムーズにできるチームってなかなかない。少し難しいなと感じていますけど、個人のところはよりよくできる。自分に矢印を向けたい」と話した。

順位は13位のままだが、次戦は14位・清水(13日・アウェー)と対戦。15連戦はやっと折り返し地点を越えたが、残留争いを抜け出すためには負けられない試合が続く。

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