G大阪待望のサイドバック補強、水戸DF柳沢亘を獲得へ 左右こなすポリバレントDF
G大阪がJ2水戸のDF柳沢亘(25)を獲得することが24日、わかった。順天大から19年に岐阜でプロ入りし、今季水戸へと移籍した柳沢は、豊富な運動量と安定感が売りのサイドバック(SB)。右が本職だが、20年には岐阜で先発33試合中、12試合は左SBで出場しており、左右両サイドでのプレーが可能。今季は負傷もあり水戸では12試合の出場だが、出場した試合では積極的な上下動で水戸のサイド攻撃を支えていた。
G大阪は今季、DF高尾、藤春、福田とSBに負傷者が続出し、左右とも選手不足に。松波正信監督が就任後はシステムを3―4―3に変更し、ウイングバックでMF小野瀬、DF黒川がフル回転してきた。しかし連戦の中でサイドの選手が不足し、0―1と敗れた24日の鹿島戦(パナスタ)では本来ボランチのMF奥野が右WBで先発するなど、苦しい台所事情となっていた。サイドプレーヤー不足の解決策として、ポリバレントな能力を持つ柳沢の獲得に動いた模様だ。