G大阪、ACLで日本勢唯一の1次リーグ敗退 アジアの笛、決定力不足に泣く
◆ACL▽1次リーグ第6戦 G大阪1―2全北現代(10日、ブニョドコルスタジアム)
G大阪は全北現代(韓国)に1―2と敗れ、日本勢で唯一の1次リーグ敗退が決まった。勝利しか突破の可能性はないG大阪は前半6分、韓国代表DF金英権が、後方から突っ込んできた相手選手と接触したプレーがPKの判定され、先制点を許した。しかし試合のペースは奪い、FW宇佐美の正確なキックからチャンスを量産。後半はMF倉田を投入してさらに攻勢を強める展開に。同8分にはハイプレスからボールを奪い、FWパトリックが右足を豪快に振り抜き、今大会6点目となるゴールで同点に追いついた。その後も何度もチャンスはつくったが、ゴール前での質を欠いて得点を奪えず。DF三浦も前線に上げてパワープレーに切り替えた直後の後半43分、カウンターを受けて2失点目を喫した。
主将のDF三浦は「勝つしかなかったので、全員で何が何でも勝ちに行く試合で、立ち上がりにああいう形(PK)で失点したことで難しくなった。結果を残せなかったことは非常に悔しいし、情けない。悔しいで終わらせず、今後の結果につなげていきたい」と話した。5年ぶりとなるアジアの舞台で結果を残せず、日本勢で唯一の敗退という屈辱を味わうことになった。