G大阪、松波正信監督体制の継続を発表…「チームの団結力が日々向上」など4つの理由から
ガンバ大阪は1日、松波正信監督体制を継続するとクラブ公式サイトを通じて発表した。なお、松波監督はトップチーム監督に専念し、強化アカデミー部は和田昌裕取締役兼普及部長が統括することになる。
G大阪は5月13日付けで、宮本恒靖前監督との契約を解除。松波氏が強化アカデミー部長と当面の監督を兼務し、後任の監督については決定次第、改めて通知すると発表していた。
発表に際し、G大阪の小野忠史代表取締役社長は「ガンバ大阪では、来シーズン以降も視野に入れ、松波監督続投も含め次期監督候補を数名に絞り検討」していたと明かしたが、以下のような理由で現体制の継続を決めたとしている。
「現時点において、条件面含めガンバ大阪が求める監督がマッチしなかったこと」
「今シーズン過密日程の中、外部からの監督招へいによる新体制でのチームづくりに時間的余裕がないこと」
「松波監督体制におけるチームの団結力が日々向上していること」
「松波監督体制において、チャレンジングな試合内容へと変化しつつあること」
続けて、小野代表取締役社長は「以上により、現状を十分把握している松波監督体制において必ずや巻き返しを図ることができると信じ、松波監督体制の継続を決定しました」と松波監督への信頼を強調した。
松波監督体制の発足後、G大阪は明治安田生命J1リーグの4試合を戦い、2勝2敗。いまだに降格圏の18位に沈んではいるものの、第16節の徳島ヴォルティス戦と第17節の横浜FC戦で今季初の連勝を収めている。
現在46歳の松波監督は、2006年からG大阪のユースコーチを務め、2008年にはユース監督に昇格。2010年から同クラブのトップチームのコーチに就任し、2012年3月から2013年1月にかけてもトップチームの監督を務めた。その後、ガイナーレ鳥取やセレッソ大阪のU-18コーチを経て、2018年からフロントとしてG大阪に復帰している。