G大阪 「松波監督体制」継続の可能性が浮上 今季初の連勝で暫定的立場が急転も 近日中に結論
◇明治安田生命J1第17節最終日 G大阪2―0横浜FC(2021年5月30日 パナスタ)
J1の9試合が行われ、G大阪はホームで横浜FCに2―0で勝利し、今季初の2連勝を飾った。今季加入のFWレアンドロ・ペレイラ(29)が移籍後初得点を含む全得点。残留圏16位・柏とは勝ち点1差に迫り、松波正信監督(46)体制が継続される可能性も出てきた。
待ちに待った瞬間だった。今季加入したFWレアンドロ・ペレイラが出場12試合目にして移籍後初得点を含む2得点。チームを今季初の2連勝に導いた。
「素直にうれしい。どこかのタイミングで得点は取れると思って仕事をしてきたけど、凄く良かったよ」
まずは前半42分だ。塚元が得たPKをキッチリ左隅に沈めて先制点。ストライカーとしての真骨頂を発揮したのは後半10分だ。自らの正確なポストプレーが起点となり、相手DFラインの背後に飛び出す。最後はGKの動きを冷静に見極めながら1対1を制した。
昨季J1リーグ3位の15得点。新エースとして期待を掛けてきた松波監督も「いかに得点を取らせるかを考えてきた。本人も早く結果が欲しかっただろうし、良かったんじゃないですか」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
残留圏の16位・柏と勝ち点1差に迫り、当初は暫定的な立場だった松波体制継続の可能性も出てきた。候補に挙がっていた大岩剛氏は既に消滅。松波体制継続かもう1人の候補者かの2択に絞られているという。ただ新監督で臨む方針だったACL(25日開幕)までに残された時間はわずか。近日中にも結論を出す方針となっているが、チームを立て直しつつある松波監督が指揮を執り続ける可能性は十分ありそうだ。