L・ペレイラ移籍後初弾含む2発! G大阪が横浜FC破り今季初連勝【明治安田J1第17節】
明治安田生命J1リーグ第17節の1試合が30日にパナソニック スタジアム 吹田で行われ、ホームのガンバ大阪が2-0で横浜FCを下した。
前節に今季初の複数得点で8試合ぶりの勝利を掴み取った18位のG大阪は中2日のタイトなスケジュールも考慮して、前節から6選手を変更。パトリックが欠場となるなか、ウェリントン・シウバが加入後初めて先発した。一方、3試合ぶりの勝利を目指す最下位の横浜FCは前節から1選手のみのメンバーチェンジ。GK南がスタートからピッチに立った。
上位浮上の足がかりを探る両雄の一戦。4分に左CKのチャンスからレアンドロ・ペレイラのヘディングシュートで先に好機を作り出したG大阪だが、横浜FCが1トップに入る2戦連発中のクレーベにボールを効果的に集めていき、立ち上がりからイニシアチブを握る展開になる。
その横浜FCは17分に敵陣左サイドで獲得したFKのチャンスからクレーベのヘディングシュートで迫り、瀬古やマギーニョも積極的にミドル。G大阪もウェリントン・シウバの仕掛けも生かして攻め返そうとするが、横浜FCが攻撃の主導権を渡さず、良いリズムで試合を進める。
だが、42分に左センターバックのキム・ヨングォンが前線にロングフィードを蹴ると、左ウィングバックの塚元がボックス左で前嶋に倒され、G大阪がPKのチャンス。キッカーのL・ペレイラがGK南に読まれながら右足シュートをゴール左に決め切り、ホームチームが先取する。
優勢だった展開に反して、1点ビハインドで試合を折り返した横浜FCは巻き返そうと、ハーフタイム明けからジャーメイン良を投入。その後半もボールを動かしながら敵陣に全体を押し上げていき、G大阪に守りを強いるが、なかなか崩しの形を作れず、攻撃に停滞感が漂う。
すると、55分にG大阪が守りの流れをうまくロングカウンターに繋ぎ、右シャドーの矢島が高く位置取る相手最終ラインの背後に右足スルーパス。L・ペレイラが絶妙な裏抜けで相手GKとの一対一に持ち込むと、冷静に右足でゴール右に流し込み、横浜FCを突き放した。
さらなる失点で2点差を追いかける横浜FCは小川や古巣戦の渡邉、袴田を立て続けに投入すると、そこからゴールの匂いを感じさせる攻撃を仕掛けるが、76分にボックス左でこぼれ球に反応した高木の押し込みもキム・ヨングォンが身体を張ってブロック。ゴールが遠い。
79分にも横浜FCのチャンスが生まれるが、左CKの二次攻撃からバイタルエリア中央の中塩が放った左足ミドルもGK東口に弾かれ、左ポストを直撃。その後、初出場となる古宿も入れ、何とか一矢報いようとした横浜FCだが、G大阪が集中を切らさず、反撃を許さない。
結局、3点目をカウンターで狙いつつ、しっかりと2点のリードを守り抜いたG大阪がL・ペレイラの移籍後初弾を含む2ゴールで2試合連続の複数得点となり、今季初の2連勝。守りでも8試合ぶりの無失点を記録して、残留圏15位の柏レイソルまで1ポイント差に迫った。
ガンバ大阪 2-0 横浜FC
【G大阪】
レアンドロ・ペレイラ(前42、後10)