G大阪、さらなる泥沼の4連敗で19位転落 MF小野瀬「何かを変えないと」
◆明治安田生命J1リーグ第15節 FC東京1―0G大阪(22日・味スタ)
G大阪が開始46秒での失点が響き、泥沼の4連敗、7戦勝ちなしで19位に転落した。
前半1分、今季初スタメンに抜てきされたDF菅沼がFC東京DF内田にドリブル突破を許すと、中央で同FWディエゴ・オリベイラにあっさりと決められて失点。その後はチャンスをつくっても、ラストパスやクロスの精度、タイミングが合わず。終盤は焦りからミスも増え、今季9試合目のノーゴールに。12試合で3ゴールと深刻な得点力不足は続き、就任後2連敗となった松波正信監督は「ゴール前の迫力、入り方含め、改善しないといけない」と厳しい表情を浮かべた。
キャプテンのDF三浦は、結果の出ない現状の問題点について言及した。「お互い要求していこうと(選手間で)話していますけど、その要求が文句だったり、ネガティブなほうに進んでいくのはよくないと思う」。この日はFC東京のFWアダイウトン対策として、本職のセンターバックではなく、右サイドバックでプレーしたが、結果にはつながらず。
「今はがむしゃらにやるしかない。がむしゃらに、泥臭くやる中で、戦術やサッカーの部分を高めていくしかない。ミスで消極的になることなく、やっていくしかない」と悲壮な覚悟を示した。
足首の負傷から、途中出場で4試合ぶりに復帰したMF小野瀬も「こういう時だからこそ、開き直るじゃないですけど、自分たちを信じて。チームがバラバラになりかけているのか、なっているのか。何かを変えないと」と訴えた。中4日で迎えるホーム徳島戦(27日・パナスタ)に向け、いかにメンタル面を立て直せるかがポイントになる。