「モヤモヤするところはある」G大阪、昌子源が約2年ぶりの日本代表復帰を素直に喜べないワケ

「まずはクラブで代表にふさわしいプレーを見せていかないと」

ガンバ大阪のDF昌子源が5月21日、J1第15節・FC東京戦の前日会見で久々の代表入りに率直な感想を述べた。日本代表に招集されたのは、2019年6月以来だ。

日本代表は5月28日にW杯アジア2次予選でミャンマー戦に挑む。その後、6月3日にキリンチャレンジ杯でジャマイカ戦、7日にW杯アジア2次予選でタジキスタン戦、11日にキリンチャレンジ杯でセルビア戦、15日にW杯アジア2次予選でキルギス戦を戦う。

そのミャンマー戦を除いた国際Aマッチ4試合に臨むA代表メンバーに昌子の名があった。2018年のロシア・ワールドカップに主力として出場した昌子だが、その後は右足首の怪我なども影響して代表から遠ざかり、今回の招集で約2年ぶりにサムライブルーのユニホームに袖を通すこととなった。

昌子は今回の招集を、「非常に嬉しく思っています」としながらも、0-3と完敗を喫した14節・浦和レッズ戦後の発表だったこともあり、「モヤモヤするところはある」と素直に喜べない心境を明かした。

「僕自身は軽率なミスをしてしまった浦和戦の後のメンバー発表だったので、モヤモヤするところはありました。ただ何試合も見ていただいた結果、選んでもらったと思っていますし、まずはクラブで代表にふさわしいプレーを見せていかないといけないと思っています」

現在G大阪はJ1で18位と低迷。今季はいまだ1勝しかできておらず、守備陣としても直近の3試合連続で複数失点中と改善すべき点は多いが、「自分とガンバにとってプラスになるようなことはしっかり持ち帰って来たい」と代表活動の経験をクラブに還元することを誓った。

また今回の代表復帰でたくさんの祝福のメッセージをもらったという昌子は最後に、「僕一人だけではなく、チームメイトを含めて色んな方々のサポートがあっての代表。まず一番に家族に『ありがとう』としっかり伝えました」と笑顔を見せた。

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