G大阪また後半48分弾 1敗寸前に倉田同点ヘッド 日刊スポーツ 9月21日(月)7時57分配信

<J1:松本1-1G大阪>◇第11節◇20日◇松本

G大阪が公式戦2戦連続の起死回生弾で優勝争いに踏みとどまった。敗色濃厚となったアウェー松本戦の後半ロスタイム、FW宇佐美貴史(23)の左クロス をMF倉田秋(26)が頭で決め、引き分けた。劇的勝利を収めた16日のACL全北戦に続く後半48分の執念ゴール。首位広島とは勝ち点6差のままで優勝 戦線に残った。

G大阪が「後半48分弾」を再現した。同45分を過ぎ、スコアは0-1、このままだと痛恨の1敗だった。ロスタイムはACL全北戦と同じ「4分」。宇佐美 がクロスを上げ、相手に囲まれた倉田が頭で合わせてゴール右へ。価値ある同点ゴールとなった。4日前はDF米倉がACL4強進出弾を決め、またもロスタイ ムに執念を見せた。

宇佐美は「あの辺(ゴール前)にクロスを上げれば何か起こるかなと思った。(最後は)気持ちの部分で押し込めている。(勝負の)タフさみたいなのは慣れ もあるし、プライドもある」。倉田は「貴史(宇佐美)さまさま。あれだけいいボールが来たら、僕も決められる」と感謝した。

もう1つの再現弾だ。昨季の8月アウェー甲府戦。2-3で負けていた「後半48分」。倉田がこの日と同じように頭で同点弾。チームはこの試合の後から7連勝。一気に頂点まで駆け上がり、3冠を獲得した。

第2ステージで首位広島と勝ち点6差を守った。得点ランク1位を大久保に明け渡した宇佐美だが「最後に『あの(勝ち点)1がでかかった』と言いたい」。

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