G大阪、宮本監督の解任説明「状況改善が厳しい」 後任は「候補を挙げて動いている」
14日にトップチーム監督交代発表でオンライン会見を実施
ガンバ大阪は14日、宮本恒靖監督の契約解除を発表したことを受け、小野忠史代表取締役社長、和田昌裕取締役強化アカデミー担当兼普及部長がオンライン会見で解任の経緯を述べた。
宮本前監督は、G大阪U-23を率いていた2018年シーズン途中にトップチーム監督へ就任。その年のリーグ戦で9位に導くと、昨季は20勝5分9敗と2位の成績を収め、今年のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権を獲得した。
今季も飛躍が期待されていたが、今年3月にチーム内で新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生し、2週間活動を休止。その影響もあり、リーグ戦ではここまで1勝4分5敗の18位に低迷している。
オンライン会見に臨んだ小野社長は、「10試合で1勝止まりとチーム状況改善が厳しく、今回の決断に至った」と説明。和田取締役強化アカデミー担当兼普及部長からも「攻撃面で得点が取れておらず、選手たちのプレーが消極的だった」と解任への経緯を述べ、宮本前監督への解任通告は「昨日(13日)の夕方、クラブハウスで直接私から話した」(小野社長)とも明かした。
クラブの発表によると、後任は改めて発表するとしており、当面は松波正信強化アカデミー部長が監督を兼務。後任人事について、小野社長は「(宮本前監督の解任を決断した段階で)並行して動いていたわけではない。昨日最終判断して、今候補を挙げて動いている」としている。