得点力不足&右サイドバック不在で4戦未勝利のG大阪 12日・広島戦のポイントは?

G大阪は11日、4戦未勝利で迎える12日・広島戦(パナスタ)に向け、宮本恒靖監督らが取材に応じた。前節は川崎に0―2と完封負けを喫し、9試合でわずか2得点と得点力不足が深刻。指揮官は速攻の精度アップなど、プレー面での改善点に加え「変に意識をしすぎないようにはしてもらいたい。あまり得点ばかりにフォーカスしすぎると、肩に力が入ってリラックスしてプレーできない」と、メンタル面での変化を求めた。

上向かないチーム状況に、選手たちも危機感を感じている。MF倉田は「流れ変えていかないと、ずるずる行く可能性がある。いい時は相手をおちょくるじゃないけど、相手の嫌なことができる。今は全員が焦って、ボールをとられへんように、とやっている」と“遊び心”のあるプレーから、流れを変えるゴールを狙う。川崎戦では前日に先発抜擢され、アンカーのポジションで及第点のプレーをみせたMF奥野も「アグレッシブなプレーをできれば。考えすぎずにやりたい」と、高い位置でのボール奪取などの持ち味で貢献を誓った。

チームは右サイドバックでプレーしてきたDF高尾、小野瀬らに負傷が相次ぎ、前節は本来センターバックのDF佐藤が務めるなど“本職”が不在の状況。宮本監督はDF三浦の右サイドバック起用や、3バックへのシステム変更など、さまざまな可能性を明かし「一番いいバランスを見つけたいと思います」。いまだベスト布陣も見えず、試行錯誤が続くG大阪。6戦未勝利と同じく波に乗れない広島を相手に、今季ホーム初勝利を狙う。

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