川崎F強し、敵地でG大阪に完勝…開幕15戦無敗で首位独走
[5.8 J1リーグ第13節 G大阪 0-2 川崎F パナスタ]
J1リーグは8日、第13節を開催し、パナソニックスタジアム吹田ではガンバ大阪と川崎フロンターレが対戦。前半41分にFWレアンドロ・ダミアンの得点で川崎Fが先制すると、後半31分にMF三笘薫が追加点を奪って2-0の完封勝利を収めた。
ここ3戦未勝利(2分1敗)のG大阪は5月2日の第12節C大阪戦(△1-1)から先発3人を入れ替え、FW一美和成、MF奥野耕平、DF佐藤瑶大らを先発起用。名古屋との首位攻防戦で2連勝を飾り、開幕から無敗で首位を独走する川崎Fは4日の名古屋戦(○3-2)から先発3人を入れ替え、FW長谷川竜也、MF脇坂泰斗、DF車屋紳太郎らがスターティングメンバーに名を連ねた。
前半10分にゴールに迫ったのはホームのG大阪。敵陣でパスカットを成功させると、FWレアンドロ・ペレイラのパスを受けたFW宇佐美貴史がPA外から左足で狙うも、シュートはわずかにゴール左に外れてしまった。
立ち上がりからボールを保持して試合を進める川崎Fが、徐々にゴールに迫る回数を増やしていく。前半20分には脇坂が蹴り出したCKからMFジョアン・シミッチが叩き付けたヘディングシュートがGK東口順昭の好セーブに阻まれるなど、なかなかスコアを動かせなかったが、同41分に先制に成功する。
カウンターを発動させて脇坂のスルーパスから長谷川がPA内に侵入。長谷川の突破はG大阪守備陣に阻止されたものの、こぼれ球をL・ダミアンが左足で蹴り込んでスコアは1-0に。この得点はL・ダミアンにとって今季10点目で、15試合目で早くも2ケタ得点に到達した。
1-0のまま後半を迎えても、立ち上がりから川崎Fが主導権を握って試合を進め、同6分には脇坂がポスト直撃のシュートを放つなど、追加点を狙いにいく。しかし、同8分のMF田中碧、同13分のL・ダミアンのシュートを東口がストップするなど、G大阪も簡単には2点目を許さない。
後半21分にはG大阪がゴールに迫る。しかし、MF井手口陽介の落としに走り込んだ宇佐美の鋭いシュートはGKチョン・ソンリョンの右足に阻まれてしまった。
すると、後半25分に交代出場したMF三笘薫が、同31分に2点目を奪取。同時に投入されたDF登里享平が蹴り出したロングボールから左サイドを抜け出し、対面するDF佐藤瑶大を振り切ってPA内に侵入すると、右足のシュートでゴールを陥れてリードを2点差に広げた。
その後、川崎Fに追加点こそ生まれなかったものの、G大阪の反撃を許さずに逃げ切って2-0の完封勝利。開幕からの無敗は15試合(13勝2分)となった。