G大阪、布陣変更も不発 MF矢島は異論「いきなりできるほど甘くはない」

「明治安田生命J1、C大阪1-1G大阪」(2日、ヤンマースタジアム長居)

緊急事態宣言を受けて無観客試合となったC大阪-G大阪のダービー戦は1-1で引き分けた。

低調なチーム状況を象徴する引き分けだった。0-1の後半37分、途中出場のG大阪FWパトリックが大阪ダービー初得点となるPKを沈めて同点に持ち込んだが、宮本監督は「(勝利で)勝ち点3を目指していた。その点は悔しい」と唇をかんだ。

敗れた前節名古屋戦から中9日。今季7試合で総得点1と不振を極める攻撃の改善を主眼に、入念な準備を進めてきたはずだった。

指揮官は従来の4-4-2を捨て、開幕戦(2月27日)以来の4-3-3に布陣を変更した。序盤こそ攻勢に出たが時間の経過と共に攻め手を失い、MF矢島は「いきなり変えてできるほど甘くはない」と異を唱えた。

「(チームの)理想はあるが、そこにつながらない」と矢島は苦悩を隠さない。浮上の兆しを見いだせないまま、次節はホームに王者川崎を迎える。

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