G大阪、堅守・名古屋戦へ「まだ自分のプレー出せていない」井手口陽介が復調誓う

G大阪は21日、名古屋戦(22日・豊田ス)に向けた前日練習を行い、MF井手口陽介(24)らが取材に応じた。チームは開幕から6試合でわずか1ゴールと、得点力不足が深刻。一方で2位・名古屋は前節の鳥栖戦に1―2と敗れ、連続無失点が9試合で止まったが、11試合で3失点。J1最少失点の堅守を誇る相手との対戦に、井手口は「もっとダイナミックな動きだったり、タイミングよく上がって、攻撃に関わっていくプレーをしていかないと」と話した。

井手口と言えば『Box to Box』と表現される、豊富な運動量を生かし、自陣と敵陣両方のペナルティーボックスで攻守に関わるプレーが特徴。しかし今季は攻撃への関与が少なく、宮本恒靖監督(44)は「もう少し縦の運動量を出してもらうことで、3列目からの攻撃参加は出てくると思う。適切なポジショニング、プラス、彼本来のダイナミックさを出してもらうことで、チームの攻撃は活性化されるのでは、と思います」と期待をかけた。

井手口は「ハーフラインを越えたあたりからの回し方に課題がある。考えることも大事なんですけど、考えすぎない、というか。前線、中盤が流動的に動いて、空いたところを誰かが埋めるとか、もっと自由にやっていいんじゃないかなと思う」とチームの改善点を語った。その一方で、自らにも「まだ自分のプレーを出せていない。守備でも攻撃でもミスが多い。大胆に、自信を持ったプレーをしないといけない」と注文を付けた。攻守両面でチームの鍵を握るダイナモは、今季好調の名古屋を相手に復調を誓った。

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