宇佐美、井手口のシュートは枠に直撃…両守護神奮闘のG大阪vs清水はスコアレスドロー
明治安田生命J1リーグは18日、第10節のガンバ大阪vs清水エスパルスが行われた。
新型コロナウイルスの影響でここまで5試合しか消化できていないものの前節初白星を奪ったG大阪が、直近3試合未勝利の清水をホームに迎えた一戦。
連勝を目指すG大阪は宇佐美貴史やパトリック、小野瀬康介、GK東口順昭らを先発起用。対する清水はチアゴ・サンタナや西澤健太、河井陽介、GK権田修一らを送り出している。
試合の立ち上がり、ボールを持って攻め込もうとする両チームのつばぜり合いは中盤で繰り広げられた。4分には宇佐美がボックス内に侵攻して右足でシュートを放ったが枠を右に逸れる。
さらに20分、左サイドからのクロスがクリアされたボールを回収した宇佐美がボックス浅い位置から再び右足で狙う。これは右ポストに阻まれたが見せ場を作っていく。
前半半ばごろから徐々にボール保持時間を伸ばしている清水は29分、右サイドからのクロスのこぼれ球に河井が反応。しかし、ボックス手前中央から右足を振り抜いて繰り出したミドルシュートは枠を外れた。
G大阪は40分、左サイドのパトリックからの横パスに反応した井手口がボックス手前中央から右足でミドルシュート。これも左ポストを叩き、G大阪の先制点にはつながらない。
0-0で折り返して迎えた後半も一進一退の攻防が続く。53分には西澤がボックス手前中央から左足でミドルシュートを放ったが、枠を捉えない。
ボールを持たれる時間が増えているG大阪は62分、チアゴ・アウベスの代えて倉田秋を投入。先制点を目指してアタッカーに打開を託す。
それでも68分にはボックス右のT・サンタナがグラウンダーのボールを折り返すとファーに西澤が飛び込んでトラップ。ゴール目前の攻防となりG大阪にとってはピンチとなったが、シュートを放つ直前にGK東口がかき出して事なきを得る。
後半半ばに差し掛かるとG大阪はさらに選手を入れ替えてチュ・セジョンと佐藤瑶大に代えて山本悠樹と福田湧矢を投入。対する清水もT・サンタナに代えてディサロ燦シルヴァーノを送り出す。
交代策を駆使して勝ち点3を目指す両チームだったが、その後も両守護神が見せ場を作りながら互いの攻撃をしのぎ、スコアが動きを見せることはないまま試合が終了。この結果、G大阪は連勝を逃し、清水も4試合未勝利となっている。
■試合結果
ガンバ大阪 0-0 清水エスパルス
■得点者
G大阪:なし
清水:なし