これぞ宇佐美貴史!今季初ゴールを奪いG大阪が初白星、鳥栖はホーム初黒星【明治安田J1第18節】
14日、明治安田生命J1リーグ第18節のサガン鳥栖vsガンバ大阪が駅前不動産スタジアムで行われ、0-1でG大阪が勝利を収めた。
G大阪がAFCチャンピオンズリーグ(ACL)に出場するため、前倒しで行われた試合。互いに中2日でのゲームとなる。
鳥栖は前節ホームで横浜FCに3-0で勝利。連敗を2でストップさせたが、この試合ではスタメンを3名変更。大畑歩夢、小屋松知哉、樋口雄太が外れ、中野伸哉、中野嘉大、本田風智が入った。
対するG大阪は前節アウェイで柏レイソルと対戦し、1-0で敗戦。今シーズンは無得点で未勝利が続いている状況だ。前節からはスタメンを5名変更。チアゴ・アウベス、チュ・セジョン、山本耕平、倉田秋、レアンドロ・ペレイラが外れ、小野瀬康介、井手口陽介、奥野耕平、福田湧矢、宇佐美貴史が入った。
序盤にペースを握ったのはホームの鳥栖。セットプレーからシュートチャンスを作るがゴールを奪えない。対するG大阪は、前線のパトリックをターゲットに攻撃を仕掛ける。しかし、攻め手を欠いて、決定機を作れない。
11分には宇佐美が決定機。バイタルエリアでDFと一対一になった宇佐美がボックス手前からシュート。しかし、これはGK朴一圭がわずかに触る。
飲水タイムを挟んで迎えた25分にG大阪チャンス。宇佐美からのスルーパスにパトリックが反応するが、GK朴一圭が前に出てクリアする。
31分に鳥栖は左サイドから仙頭がクロス。これをファーサイドで林がヘディングで合わせるが、力なくGK東口がセーブする。
直後の32分にはG大阪がチャンス。福田が左サイドからクロスをあげると、ボックス内で小野瀬がトラップ。そのままシュートを放つが、DFエドゥアルドがブロックする。
34分には鳥栖がカウンター。ハーフウェイライン付近で林がボールを奪うとそのままドリブルで持ち上がる。ボックス内に侵入したが、コントロールを誤りシュートは打てず。仙頭がカバーするも、これもボールを奪われてしまう。
ゴールレスで終わった後半。鳥栖は47分に山下、中野嘉、仙頭とつなぎ、最後は仙頭のスルーパスを中野嘉がボックス内で受けてシュート。しかし、GK東口が前に出てセーブする。
後半立ち上がりから積極的なプレーを見せる鳥栖は54分にチャンス。本田からのスルーパスに林が反応するが、並走した昌子が間一髪防ぐ。
58分にも鳥栖がチャンス。ボックス付近でパスをつなぐと、ボックス内右でパスを受けた林が角度がないところからシュート。しかし、これは枠を外れる。
63分にはG大阪がCKからチャンス。左CKからのクロスがクリアされるが、ボックス手前で福田が拾いミドルシュート。しかし、これは枠を外れる。
互いに攻め合う中、G大阪に待望の瞬間が訪れる。68分、こぼれ球を奥野が拾って左へ展開。福田が周りを見てクロスを上げると、ファーサイドに走り込んだ宇佐美がトラップからそのままシュート。これが決まり、G大阪が先制。2021シーズンの初ゴールとなった。
先制を許した鳥栖は71分にチャンス。右CKからエドゥアルドがヘッド。そのボールを小屋松がヘディングで合わせるが、これはGK東口がキャッチする。
G大阪は今シーズン初めてリードして試合を進める中、追いつきたい鳥栖が猛攻。しかし、G大阪はFWのパトリックも積極的に守るなど、集中した守備を見せてシュートチャンスをなかなか作らせない。
最後まで鳥栖が押し込む展開が続くが、G大阪が集中し続けてタイムアップ。0-1でG大阪が勝利し、シーズン初白星を記録。鳥栖はホームで初黒星となった。
サガン鳥栖 0-1 ガンバ大阪
【G大阪】
宇佐美貴史(後23)