元G大阪のカ・シュウゼン監督も男泣き!中国女子代表、韓国との激闘を制して五輪出場決定に母国メディア歓喜!「奈落の底から東京へ」
「韓国のとてつもないプレスに混乱した」が…
激闘を制しての五輪出場決定に中国が沸いている。
中国女子代表は4月13日、東京五輪のアジア最後の枠を懸けた韓国とのプレーオフ第2戦(第1レグは2-1で勝利)に臨んだ。
「韓国のとてつもないプレスに混乱した」(中国メディア『PP体育』)前半に2点を奪われ、アグリゲートスコアで逆転される苦しい展開となるも、69分にセットプレーからワン・シュアンが値千金の同点弾。さらに2試合合計3-3で突入した延長戦の104分に、再びワン・シュアンが左足で劇的な一撃を突き刺し、勝負を決めたのだった。
初出場に執念を燃やす隣国のライバルを死闘の末に破り、2大会連続の五輪出場を決めた選手たちが抱き合って涙を流すなか、元ガンバ大阪のDFだったカ・シュウゼン監督も男泣き。そんあチームに、母国メディアも賛辞を送っている。
ポータルサイト『ソーフー』は、「簡単なことではなかった。カ・シュウゼン監督は感傷に浸り、選手たちは涙を流した」と伝え、殊勲のワン・シュアンには「パンデミックによる封鎖、長いリハビリ期間、怪我の悪影響を乗り越え、最も重要なところで、ついに輝きを放った」と称賛した。
また『PP体育』は、2011年のロンドン五輪で予選敗退に終わったことを回想し、「奈落の底から東京へ行って輝くまで、これは中国女子サッカーの汗と涙の結晶であり、10年間の復活の道のりの結果だ」と報じている。
これでアジアの出場国は、開催国の日本と、オーストラリアと中国の3か国で決定した。本大会での中国女子代表の粘り強い戦いぶりに注目だ。