開幕から4戦無得点…G大阪MF山本悠樹「モヤモヤしている」

[4.11 J1第9節 柏 1-0 G大阪 三協F柏]

レイソルさんの激しい前からくるプレスに対して、どうやって前にボールを運んでいくか」。ガンバ大阪のMF山本悠樹は、この試合にあたってのテーマを掲げていたというが、「自分たちが思ったような形で進めるシーンは少なかった」と試合を回想した。

劣勢の中でも再三好守を見せていたGK東口順昭だったが、セットプレーから1点を許し敗戦。失点は3試合ぶりとなった。「簡単にロストしてカウンターをくらったり、シュートに行く前にとられてカウンターをくらったりというのが多かった」と柏に主導権を握られた展開を悔やんだ。

新型コロナウイルスの影響で活動休止を余儀なくされたG大阪は、3月の試合は未消化。2月27日の開幕節の次に試合を行えたのは、4月3日の第7節・広島戦(△0-0)だった。柏戦は第9節だが、G大阪にとっては4試合目となる。「7試合、8試合をこなしているコンディションではない」と宮本恒靖監督は苦しい胸の内を明かす。「連戦の中でも怪我をしない、でもコンディションを高めていく」とむずかしい状況に置かれていることを示唆した。

4試合を終えて未勝利のG大阪。加えて得点もゼロと厳しい現状だ。「最後、仕掛ける回数というか、フィフティ・フィフティのところを仕掛けるのか、仕切り直すのか、改善の余地はある」と山本は課題を挙げる。「自分たちがどうやってボールを動かして点をとれるのかがしっくりきてないというか、どうやったらチャンスをつくれるのかが、点をとれていない分モヤモヤしている」と吐露する。

それでも、「1点とったら2点、3点とれそうな雰囲気もありますし、下を向かずにやり続ける」と東口が前を向けば、指揮官も「1点入れば開放されるのではないかと思います」と期待を込めた。

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