【G大阪】クラスター発生から35日ぶり再開初戦 宮本監督「最初の試合を迎える感覚」

G大阪は3日、新型コロナウイルスのクラスター発生からの再開試合となる広島戦(4日・Eスタ)に向けて宮本恒靖監督、MF倉田秋小野瀬康介が取材に応じた。3月2日を発端に選手6人、スタッフ2人が陽性判定を受け、2週間の活動休止も経て、2月27日・神戸戦以来の試合。宮本監督は「(シーズン)最初の試合を迎えるような感覚です。この活動停止の期間中に、サポーターの人からメッセージが届いたり、色々と変わらず、難しい時間の中でもサポートしてもらった。我々はピッチでよりいい内容、いい結果をパフォーマンスとして出していくことに尽きる」と話した。

チームは3月9日より活動を休止し、同23日に練習を再開。現在は陽性となった選手たちも全員が戻った。倉田が「再開してすぐ激しい練習をしたけど、みんな自分でしっかりトレーニングできていた」と語るように、コンディション面での大きな低下は感じていない様子だ。また練習がない期間にもオンラインのミーティングを通じ、戦術の確認なども実施。局面での選手の立ち位置等を「トレーニングの映像などを見返すことはできた。それが選手の頭に残っていて、スムーズにできた部分もある」と宮本監督。再開に向け、できる限りの準備は進めてきた。

練習再開からの11日間で、FWレアンドロ・ペレイラら今季加入し、キャンプでは出遅れていた新戦力のフィットは進んだという。小野瀬は「レアンドロは決定力がすごくある。守備の負担を減らしてあげて、シュートに持ち込める形を増やして上げられれば」と語り、能力の高さを実感。また宮本監督は「他チームの分析、サッカーの傾向を見ることができたことは前向きにとらえています」と、中断期間を少しでも今後の過密日程に生かすための時間にすることを意識していたという。

再開初戦の相手はここまで3勝3分けと無敗で5位につける広島。今季から4バックを導入する相手に指揮官は「従来いる選手のコンビネーション、ボールの動かし方も残しながら、よりダイナミックなところが出ている」と警戒する。今季未勝利、勝ち点0の19位から巻き返しに向け、35日ぶりのリスタートを迎える。

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