G大阪が再び活動休止 新たに選手1人、スタッフ1人陽性 10日大分戦開催は協議
J1G大阪は8日、新型コロナ感染症のPCR検査をトップチーム選手・スタッフに実施し、新たに選手1人、スタッフ1人に陽性判定が出たことを発表した。7日に全体練習を再開したが、濃厚接触者の特定など完了するまで再び活動を休止する。G大阪の感染者は計8人となった。
G大阪は2日以降に選手5人、スタッフ1人の計6人が陽性となり、リーグ戦2試合が中止となった。4日と5日のPCR検査ではそれ以上の陽性者が出なかったため、リーグや保健所などと協議し、全体練習を再開。10日の大分戦(パナスタ)も開催に向けて準備していたが、厳しい状況を迎えた。
クラブは「今後の試合開催等については引き続き関係各所と協議の上、改めてご案内させていただきます」と説明した。
〈G大阪を巡る新型コロナ感染の経緯〉
◆3月2日 朝から選手Aに発熱を伴う症状があり、PCR検査を実施。夕方に陽性判定。チームは大阪府吹田市内で練習後にバス2台に分かれて名古屋市内のホテルに移動。選手Aの陽性を受け、遠征メンバーにPCR検査を実施
◆3日 未明に選手2人、スタッフ1人の陽性が判明。遠征に帯同していない選手1人も陽性に。この日、開催予定だったJ1第11節・名古屋戦(豊田スタジアム)のキックオフ2時間40分前、午後4時20分に新型コロナウイルス感染症のPCR検査で選手4人、スタッフ1人の計5人が陽性反応を受けたと発表。試合成立に必要な選手13人はそろう状況だったが、Jリーグ、両クラブが協議し、感染拡大防止の観点から午後5時20分に試合の中止が決定
◆4日 クラブ関係者225人に実施したPCR検査で、新たにトップチームの選手1人が陽性。感染の影響範囲を確認できず、感染拡大防止の観点から6日の第2節・鹿島戦(パナスタ)の中止を発表
◆5日 J1第3節の10日・大分戦(パナスタ)開催に向けて準備を進めると発表。トップチームの選手、スタッフを対象にJリーグ公式PCR検査を実施
◆6日 5日に実施した検査で、既に陽性判定を受けていた6人(選手5人、スタッフ1人)を除く全員の陰性を確認
◆7日 保健所から濃厚接触者なしとの見解を得たため、トップチームの全体練習を再開
◆8日 PCR検査をトップチーム選手・スタッフに実施し、新たに選手1人、スタッフ1人に陽性判定。再び活動休止に