G大阪社長が緊急会見 5人コロナ陽性 外部との食事などは確認されず「正しい行動」
J1G大阪が3日、新型コロナウイルス感染症のPCR検査で選手4人、スタッフ1人の計5人が陽性反応を受けたことを発表。同日開催予定だった明治安田生命J1第11節・名古屋戦(豊田ス)が急きょ中止となった。同日夜に小野忠史社長(59)がオンライン上で緊急会見し、「すべての皆様におわびを申し上げたいです。申し訳ございません」と今季Jリーグ初の中止を謝罪した。
G大阪によると、5人のうちの1人である選手Aに2日朝から発熱を伴う症状があり、同日PCR検査を実施。同夕方に陽性判定を受けた。
チームは2日に大阪・吹田市内で練習後にバス2台に分かれて名古屋市内のホテルに移動していたが、選手Aの陽性を受け、遠征メンバーにPCR検査を実施。3日未明に選手2人、スタッフ1人の陽性が判明した。遠征に帯同していない選手1人も陽性となった。
小野社長は感染者の行動履歴について「外部の食事等は行っていないと確認しています。正しい行動をしてくれたと判断しています」と問題がなかったことを明言。Jリーグへ報告し、確認もとれているという。
今季のJリーグでは中止の対応として代替日や会場が確保できない場合は「みなし開催」も適用される。小野社長は代替開催について「中止の判断をする前に(Jリーグ)村井チェアマンとも(名古屋)小西社長とも何度も話した。代替日程は、今日のゲームでいくと小西社長のところのゲームの再日程調整になりますが、連携して調整してもらうような話はさせていただいています」と説明した。
次戦は6日にホーム鹿島戦を予定する。小野社長は「私どもだけでは判断できない」と開催について述べた。4日には下部組織など含め、クラブに関わる約220人にPCR検査を実施する。その結果次第でJリーグ、保健所と連携しながら今後の活動について決定する。