フィッカ監督 “天敵” G大阪封じへ…「要注意人物」宇佐美を警戒【J1名古屋】

J1名古屋グランパスは3日、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)開催に伴って前倒しで行われる第11節・G大阪戦(豊田スタジアム)に臨む。マッシモ・フィッカデンティ監督(53)は、ホーム開幕戦での勝利のポイントにG大阪のFW宇佐美貴史(28)への警戒を明かした。チームは2日、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで非公開練習した。

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速攻で、苦手意識を打ち砕く。グランパスがホーム開幕戦に迎えるのは、昨季の2位争いで後塵(こうじん)を拝したG大阪。フィッカデンティ監督は昨季から、上位を争う相手としてG大阪を詳細に観察。昨季リーグ戦での対戦2試合で4失点、1分け1敗と劣勢を強いられた天敵を下すヒントを明かした。

「この間の試合では(G大阪の守備陣が)縦の攻撃に苦しんでいたし、攻撃の面では宇佐美選手が個人的なところからチャンスを作っていた。今のところはガンバをそう見ているが、逆に同じやり方をしてこないかな、という見方をする必要もある」

フィッカデンティ監督が、G大阪の注意人物に挙げたのがFW宇佐美。局面を打開する個人技に定評がある元日本代表FWへのマークが、2014年8月以来となるG大阪戦完封の鍵になる。

G大阪の守備陣が2月27日の開幕・神戸戦で見せた弱点は、縦に速く展開する攻撃への対応。マテウス、相馬の両FWのスピードを生かした速攻で、G大阪の守備を急襲する構えだ。

指揮官は、G大阪が神戸戦からメンバー変更する可能性も考慮、当日のメンバー表からG大阪が狙う展開を分析する準備もできている。開幕2試合目で迎えた昨季2位と3位の対決。万全を期して、進化した堅守速攻で昨季の借りを返す。

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