G大阪・藤春「外も中も使えれば」 32歳の進化に挑戦
J1・G大阪のDF藤春廣輝(32)が2日、名古屋戦(3日、豊田ス)に向けたオンライン取材に応じ、今季の新たな取り組みに意欲を示した。
チームが今季3トップで試合に臨むなか、左SBの藤春は中央に入ってパス回しに関与する役割に挑戦。「(左WGの川崎)修平がサイドに張ることが多いので、縦関係で並ぶのではなく、中に取ることは練習中から取り組んでいます」。チームが目指す安定したビルドアップの一翼を担う。
2月27日の神戸戦では後半14分、左サイドから中央に侵入してパスを受け、FW宇佐美のシュートをお膳立てした。俊足でライン際をえぐって左足でクロスをあげるのが持ち味だが、「外も中も使えれば選択肢を増やせる。自分にとっても大きい。最初は戸惑いもあったが、今は違和感なくやれている」と成長に前向き。マンチェスター・シティーの試合なども参考にプレーの幅を広げている。
名古屋戦では、開幕戦で福岡から2得点をあげたFWマテウスとマッチアップすることが濃厚。「両サイドの仕掛けは相手のポイント。1対1で負けないように」と本来の守備でも力を発揮することを誓った。