G大阪 阪神ダービーに“キラー”宇佐美帰ってくる!右膝痛回復 宮本監督「出場時間を考えたい」
◇明治安田生命J1第1節 神戸―G大阪(2021年2月27日 ノエスタ)
復活の“神戸キラー”で2年連続の開幕星だ。G大阪は27日に敵地で神戸とのリーグ開幕戦に臨む。吹田市内の練習場で最終調整を終えた宮本恒靖監督(44)はオンラインで取材に応じ「あすの試合には臨める」とFW宇佐美貴史(28)のベンチ入りを示唆した。
沖縄キャンプ中に右膝を痛め、2―3で惜敗したゼロックス杯・川崎F戦(20日)は欠場。だが、この1週間で試合出場ができる状態まで回復したもようだ。指揮官が「本人は最初(キックオフ)から…とファイティングポーズを取っている。状態を踏まえて出場時間を考えたい」と口にしたように、どこかのタイミングでピッチに立つ可能性は高い。
対神戸は公式戦13試合13得点。昨年7月の対戦時にも強烈なミドルシュートを突き刺した。今季はゴールを量産していた時代の背番号「39」に変更。指揮官も「本人も去年の数字(6得点5アシスト)は不満に思っているだろうし、伸ばしてほしい」と期待を寄せた。7年ぶりのリーグ優勝へ、エースが勢いを付ける1発を叩き込む。
《迎え撃つ神戸 郷家が意気込み「今までの自分とは違う」》
プロ4年目の東京五輪代表候補が元スペイン代表MFイニエスタの穴を埋める。27日にホームで迎えるG大阪戦を前に中盤で先発出場が濃厚なMF郷家がオンラインで対応。昨年12月に右太腿を手術した大黒柱が不在ながら「アンドレスがいないこと(影響)は大きいけど、いないときのサッカーは違うところがある。自分らしさを試合で出していきたい」と抱負を語った。昨季後半戦から定位置を奪い返し、ベスト4に入ったACLでも活躍。イニエスタにはない走力を兼ね備え、昨年末のU―23代表候補合宿ではトップ下を託された。「“今までの自分とは違うぞ”というのを見てほしい。チームの中心になっていきたい」。かつて元スペイン代表FWビジャが身につけた背番号7を今季から背負う21歳が、初陣から存在感を示す。