「アジアＣＬ・準々決勝第２戦、Ｇ大阪３－２全北」（１６日、万博記念競技場）

７年ぶりのアジア制覇を目指すＧ大阪が全北（韓国）に後半ロスタイムの得点で３－２と競り勝ち、２試合合計を３－２として日本勢唯一の４強入りを決めた。

「はしゃぎすぎちゃった」。試合後、長谷川健太監督（４９）は照れくさそうに、申し訳なさそうに、しかし満面の笑みで言った。

後半ロスタイムの劇的な決勝ゴール。ベンチでスタッフらと抱き合い、大喜びした長谷川監督だったが、ピッチに入ってしまい、審判から自身初の退席を命じられた。試合終了の笛を聞くことなく、ベンチを後にし、監督会見には片野坂知宏ヘッドコーチが出席した。

「本当に選手が強い気持ちで戦ってくれた結果。監督の至らないところを選手が助けてくれた」とイレブンをたたえた指揮官。次の広州恒大戦はベンチ入りが できないため「スタンドからしっかり応援したいと思います」。最後は興奮も少し冷めたのか、ちょっぴりバツが悪そうな表情だった。