G大阪MF矢島が今季のチーム1号 会心の左足弾も勝利に届かず「前半からもっとゴール前に侵入しないと」
◇富士ゼロックススーパーカップ G大阪2ー3川崎F(2021年2月20日 埼玉スタジアム2002)
G大阪の今季チーム1号はMF矢島慎也(27)が挙げた。2点を追う後半15分、MF山本のヘディングでの縦パスを受けて左足ボレー。豪快にネットを揺らした。
今季から攻撃的な3トップにトライ。この試合では本職ではない右FWに入った。「ビルドアップの時に自分が受けて、逆サイドに展開していく狙いはあったと思う。自分はドリブルで仕掛けるタイプではないので、立ち位置で相手を動かす狙いがあった」。時間の経過とともに動きや連係はスムーズになり、昨年公式戦3試合全てで無得点に抑えられた川崎F守備陣を打ち破った。だが勝利には届かず。背番号21は「結局は負けている。そこの差はあらためて感じる」と唇を噛んだ。
「前半からもっとゴール前に侵入していくことをしないといけない。4―3―3システムは攻撃的なフォーメーション。後半の流れの良い時を前半から出していければ良い」
手応えと課題を得た90分間。この1戦を糧にし、次の川崎F戦でこそ“リベンジ”を果たす。