G大阪MF井手口、昨年患った太もも故障完治 新戦術も「いきなり100にはならないがトライしていく」
G大阪のMF井手口陽介(24)が12日、オンライン取材に応じた 。太もものトラブルで昨年11月3日のC大阪戦後から離脱したが、今沖縄キャンプではスタートからフルメニューを消化。「今年は実戦形式が多く、コンディションは上げやすいし、良くなっている」と充実した表情を浮かべた。
昨年リーグ2位の原動力になったハイプレスや粘り強い守備を継続しつつ、今季は得点力アップを目指してビルドアップにも挑戦。インサイドに位置するダイナモは「ポジショニング、次にボールを付けるポイント、最後の仕留めのエリアに入ることを意識しています」という。公開されたこの日の練習でも密集の中でターンしようとするプレーや、両サイドへの的確なパス、またゴール前に侵入しようとする動きを披露。肝になるポジションで、井手口に掛かる期待は大きい。
沖縄キャンプも終盤。近日中に行われる練習試合では「いきなり完成度は100にはならない。でもトライすること。そして何より大事なのは球際で負けない戦う気持ちを出していきたい」という。20日ゼロックス杯・川崎F戦へ向けて、精度を高めていく。