【G大阪】3トップなど新システムにトライ 宮本恒靖監督「点を取るため攻撃的に」

沖縄での1次キャンプ中のG大阪は5日、宮本恒靖監督(43)らがオンラインで取材に応じた。1日から始まったキャンプでは、コンディション作りに加えて昨季課題とした攻撃力のアップに着手。指揮官は「今までやってきなかったことにトライできる時間。点を取るために攻撃的に。それをみんなで作り上げている」と明かした。

すでに非公開での練習試合も行い、3トップなど新たなシステムに着手しているという。昨季は主に2トップを採用していたが「(FWは)3枚にしたり、1枚にしたり。なにより選手が、こういうボールの状況でどう動くべきか、という整理をやっています」と宮本監督。攻撃のバリエーションを増やし、数多くのチャンスを作り出すことを目指している。

新加入のFWレアンドロ・ペレイラチアゴ・アウベスは隔離期間のため合流が遅れているが、韓国代表MF朱世鐘(30)は、トレーニングで持ち味を発揮しつつあるという。宮本監督は「実際に見て、基本技術の高さを再確認しています。機動力もありますし、求める(守備の)強度に関しても応じてくれている。中長距離のパスもいい。従来からいる選手との連携に関しても、かなりスムーズにやれています」と高く評価。MF倉田も「(朱は)ポジション取りで相手を外したところから、しっかり前に(パスを)つけてくれる。あとサイドに振るボールが得意で、一発で打開してくれるので助かっている」と、攻撃のアクセントとなっていることを明かした。

20日には今季初の公式戦となるゼロックス杯・川崎戦を迎える。「川崎には去年悔しい思いをさせられた。いい勝ち方ができれば波に乗っていけると思うし、ファンの皆さんにも今年いけるぞ、というところも見せられる。大事な試合になると思う」と倉田。8日からの2次キャンプには、レアンドロ・ペレイラらも合流予定。昨季感じた川崎との差を詰めるべく、準備を進めていく。

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