G大阪と事前合意報道のFWウェリントン・シウバ、リーグ戦メンバー外に
ガンバ大阪への移籍が近づいているとされていたフルミネンセのFWウェリントン・シウバ(28)だが、実現に向けて動いているようだ。ブラジル『グローボ』が報じた。
右ウイングを主戦場としながらも、左ウイングも務められるウェリントン・シウバは、G大阪の補強ポイントと合致。獲得に興味を示している段階だったが、一歩進んだようだ。
『グローボ』によると、ウェリントン・シウバはG大阪と給与に関する交渉をすでに合意しているものの、6月末まで契約が残っているフルミネンセとの合意はまだなされていなかった。
しかし、フルミネンセはウェリントン・シウバに払うはずのサラリーやボーナスなどが滞っており、G大阪がその点を引き受けることでまとまるとされている。
そのウェリントン・シウバだが、31日に行われるゴイアスとの一戦に向け、メンバーから外れたとのこと。契約を早期に終えて、G大阪へと移籍することになるとのことだ。
夏には移籍可能だったものの、Jリーグは2月末に開幕。第1登録期間は4月2日までとなっているため、その期間にチームに引き入れたい考えがあるようだ。
ウェリントン・シウバはフルミネンセの下部組織で育ったウインガー。その才能を買われ、2011年1月にはアーセナルへと完全移籍を果たす。
しかし、アーセナルでは出場機会がなく、レバンテやアルコヤノ、レアル・ムルシア、アルメリア、ボルトンと武者修行を繰り返す。
ラ・リーガで33試合6アシスト、セグンダ・ディビシオン(スペイン2部)で72試合8ゴール5アシストと、スペインで経験を積んだウェリントン・シウバは、2016年7月にフルミネンセへ復帰。
2018年1月からインテルナシオナルへレンタル移籍を経験するも、2020年2月に復帰していた。
今シーズンはカンピオナート・ブラジレイロ・セリエAで22試合に出場し4ゴール2アシストを記録していた。