【G大阪】天皇杯決勝進出かけ、あす準決勝・徳島戦 宮本監督が負傷者の状況にも言及
G大阪は26日、天皇杯・準決勝の徳島戦(27日、パナスタ)に向けて宮本恒靖監督(43)らが取材に応じた。宮本監督は「一発勝負の難しさはあるでしょうが、ホームでやれる準決勝に最大限の力を出さないといけない。イレギュラーなシーズンで準決勝から参加できるが、タイトルの価値は変わらない。G大阪としてチャレンジしたい」と、2015年の天皇杯優勝以来、5年ぶりのタイトルへ、かける思いを明かした。
ボール保持を武器とする徳島は、G大阪戦でも持ち味の攻撃的なスタイルを貫く可能性が高い。J2を制した自信を持って挑んでくる相手に対し「相手の時間帯もあると思いますし、しっかりとした守備対応は必要となる。我々も相手に簡単にボールを渡すのではなく、ボールを握れる時間もあると思う」と指揮官。徳島にボールを握られる時間帯があっても、今季J1で2位の原動力となった粘り強い守備で跳ね返し、自分たちの時間帯で仕留めるゲームプランを描く。
また宮本監督は、リーグ終盤は離脱していたFW宇佐美、MF小野瀬、MF井手口ら負傷者についても言及。「リーグ戦に間に合わない中で、天皇杯に向けて調整してきた選手もいる。そういった選手がチームの後押しになってくれるかなという部分もあるが、はっきりと明言するのは難しいです」と話した。過去2年は大学生相手に敗退した天皇杯。元日決勝をかけた準決勝で、どこまでベスト布陣に近いメンバーで挑めるかも注目だ。