【ACL展望】準々決勝・第2戦 G大阪×全北現代|エースの宇佐美が不在。「先制点の行方」が最大のポイント SOCCER DIGEST Web 9月16日(水)7時0分配信

宇佐美が出場停止、大森が全治2週間の怪我。システム、攻撃陣の組み合わせは?

 アジア・チャンピオンズリーグは9月16日、準々決勝の第2戦が行なわれる。全北現代(韓国)と対戦するG大阪は、第1戦をアウェーで0-0とスコアレスドローで終えた。第2戦での勝機はどこにあるのか。決戦に向けた最新情報とゲームのポイントを伝える。

ガンバ大阪
【第2戦日程】
G大阪×全北現代
9月16日/19:00/万博
【第1戦成績】
全北現代 0-0 G大阪
得点者/全=なし G=なし

ポイント1)
第2戦を前にしてのチーム状況は?

直近の第2ステージ10節は、6連勝中の鹿島を2-1で撃破しており、チーム状態は悪くない。また、第2戦をホームで迎えられるのも好材料で、個々のコンディションに問題はなさそうだ。

第1戦で不在だった今野(累積警告)と米倉が先発予定なのも心強い。累積警告の宇佐美、負傷中の大森を除き、ベストメンバーで全北現代を迎え撃つ。

ポイント2)
怪我人、出場停止などの懸念材料は?

第1戦で警告を受けた宇佐美は、第2戦が出場停止となっており、エースの不在は大きな打撃だ。また、9月6日のナビスコカップ・名古屋戦で大森が左膝内 側側副靭帯損傷の怪我を負い、全治2週間と不在の状態。主力ふたりが欠場するだけに、システム(4-4-2か4-2-3-1)や攻撃陣の組み合わせを含め て、指揮官は頭を悩ませそうだ。

今野の“回収力”が中盤の攻防における鍵に。

ポイント3)
勝利のカギはどこに?

最も注意すべきは「アウェーゴールを取られないこと」。アウェーでの第1戦を0-0で終えたが、その結果は悪くもないが、良くもないというのが実情だ。 仮にホームでの第2戦で1点取られると、アウェーゴール方式により1-1で終えてもG大阪は敗退が決まる。その意味で、試合の流れを大きく左右する「先制 点の行方」が最大のポイントだ。

守備を安定させたうえで、攻撃の迫力も不可欠になる。宇佐美と大森が不在のなか、攻撃が機能しないとなれば、必然的に押し込まれる展開が続き、失点するリスクも高まる。ある程度、ゲームをコントロールするためには、攻撃で上手くリズムを作りたい。

ポイント4)
キーマンとなるのは?

守のキーマンは今野だ。第1戦を累積警告で欠場した今野だが、第2戦は先発の見込み。第1戦では球際で激しい攻防が繰り広げられただけに、今野の“回収力”が中盤の攻防において鍵になる。

一方、攻のキーマンは倉田だ。第1戦では後半から投入されて攻撃を活性化し、ゴールチャンスにも関与した。代表初選出で刺激を受けて、プレーもアグレッシブになっており、攻撃のアクセント役として不可欠な存在。自らのゴールでチームを準決勝へと導けるか。

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