「天皇杯出場」を決められるか【J1プレビュー】横浜FC―G大阪
J1リーグ第33節 横浜FC―ガンバ大阪 12月16日(水)|19:00 ニッパツ三ツ沢球技場
この試合の注目ポイントは2つある。 まず1つは、なんといってもG大阪の天皇杯出場権が獲得できるかだ。今季の天皇杯に出場できるJ1チームは、リーグ上位2チームというイレギュラーなルールとなっている。現在、2位につけるG大阪は勝ち点62で、残り2試合。3位・名古屋は勝ち点60だが、残り1試合。4位・C大阪は勝ち点59で残り2試合。G大阪が勝利し、C大阪が引き分け以下ならば、ガンバが2位を確定させ、天皇杯に出場することができる。 もう一つの見どころは、横浜FCにカズが出場するかだ。下平隆宏監督は、G大阪戦に三浦知良のベンチ入りを明言。先発の可能性も示唆している。53歳9か月での出場は、当然、自身の最年長出場記録を更新することとなる。
■横浜FC 15位
勝ち点30 8勝18敗6分 得点35、失点57、得失点差-22
【出場停止】なし
【直近5試合結果】
△A名古屋 0―0
△H鳥栖 1-1
●AC大阪 0-1
●H清水 1-3
△A広島 1-1
【通算対戦成績】
通算 5試合・0勝3分2負
ホーム 2試合・0勝2分0負
アウェイ 3試合・0勝1分2負
【直近対戦成績】
2020年 8月 8日 J1第 9節 A1●2
2013年 8月25日 J2第31節 H2△2
2013年 3月17日 J2第 3節 A0△0
2007年 8月18日 J1第21節 H1△1
2007年 6月 9日 J1第14節 A1●2
【今節のみどころ】 ここ4試合、勝利から見放されている横浜FCだが、今季は下平隆宏監督の目指すサッカーが浸透しており、チームの完成度は決して低くない。順位こそ15位だが、それ以上に賞賛されるべき内容だ。 横浜FCとしては、残り2試合をホームで戦うことになる。その初戦がG大阪。ホーム最終戦であるリーグ最終戦である横浜M戦に向けて勢いをつけるためにも、白星が求められる。
■ガンバ大阪 2位
勝ち点62 19勝8敗5分 得点44、失点40、得失点差4
【出場停止】なし
【直近5試合結果】
○A湘南 2-1
△H鳥栖 1-1
●A川崎 0-5
○A浦和 2-1
●仙台 0-4
【通算対戦成績】
通算 5試合・2勝3分0負
ホーム 3試合・2勝1分0負
アウェイ 2試合・0勝2分0負
【直近対戦成績】
2020年 8月 8日 J1第 9節 H2○1
2013年 8月25日 J2第31節 A2△2
2013年 3月17日 J2第 3節 H0△0
2007年 8月18日 J1第21節 A1△1
2007年 6月 9日 J1第14節 H2○1
【今節のみどころ】
天皇杯出場権を懸けたこの試合で、求められるのは内容より結果。前節・湘南戦も押し込まれる時間帯こそあったものの、見事に押し切って勝利を掴んでみせた。 その湘南戦で先制点を挙げた福田湧矢が今節は累積警告で出場できないため、そこをどう穴埋めするかが、まずは注目される。可能性の一つは、19歳の川崎修平を右サイドで起用すること。そしてもう一つは、矢島慎也をボランチではなく右サイドで起用し、ボランチに奥野耕平を起用すること。 ケガ人が相次いでいるチーム状況だが、天皇杯までも見据えた起用法をするため、出場が回避されてきた選手が仮にベンチ入りしたとしても、無理に出場はさせないだろう。