【J1採点&寸評】仙台1-4G大阪|プロ初ゴールの新人MFに「7」の高採点! PKストップの守護神も高評価!
仙台――ボールを保持して多くの決定機を作っていたが…
[J1リーグ14節] 仙台1-4G大阪/9月5日/ユアテックスタジアム仙台
【チーム採点・寸評】
仙台 5
幸先良くセットプレーで先制できたが、直後に2失点。それでもボールを保持して多くの決定機を作り、ゴールまであと一歩に迫るも得点には至らず。終盤は集中力が切れ失点を重ねた。勝負どころでのミスが非常にもったいない。
【仙台|採点・寸評】
GK
27 ヤクブ・スウォビィク 4.5
2失点目で前に出過ぎて、アデミウソンに頭上を狙われるなどミスが目立った。失点にはならなかったが、DFとの連係ミスで相手攻撃陣にボールを渡してしまう場面もあった。
DF
36 柳 貴博 6(66分OUT)
前半はミドルシュートでゴールを狙い、後半には果敢にドリブル突破を仕掛け、クロスボールから多くの決定機を作った。出来は悪くなかったが、連戦を見据えての早めの交代か。
16 吉野恭平 5
1失点目では、前に出て山本にプレッシャーをかけるも、かわされてミドルシュートを決められ、さらに2失点目も三浦に競り負けるなどミスが続いた。人に食いついた時に確実にボールを奪い切りたい。
13 平岡康裕 5.5(75分OUT)
力強く相手の攻撃をはね返すプレーは見られたが、流れの悪い時間帯に相手の勢いを止め切れなかった。先発出場が続き疲労もあったのか、S・マテと途中交代に。
4 蜂須賀孝治 5.5
クロスボールから決定機を演出するも、ゴールには繋がらなかった。守勢の時間帯となった終盤は、相手攻撃陣への対応に苦しんだ。
MF
26 浜崎拓磨 6
前半CKでA・ゲデスの先制点をアシストするなど、プレースキックは良いボールが蹴れており、冴えを見せた。いつも通り攻守に奮闘し存在感を見せていたが、パスミスもあった。
5 椎橋慧也 5
攻撃では決定機の起点となる場面もあったが、守備に回った際には相手FWを抑え切ることができず、ディフェンスラインに負担をかけてしまった。
7 関口訓充 5.5(82分OUT)
いつも通りのハードワークで攻守によく顔を出していたが、ゴールに絡めず。倉田との競り合いでボールを奪われ、3失点目に繋がってしまった。
仙台――先制点のA・ゲデスがチーム内トップ評価
FW
45 真瀬拓海 5.5(82分OUT)
右ウイングでは浜崎、柳と良いリズムでパスを回し、決定機は作れていたが、右SBに回った後は相手の攻撃をうまく止めきれず、失点にも絡んだ。
15 西村拓真 5
前半のPK失敗は、その後の試合の流れに大きな影響を及ぼしてしまった。その他にも決定機をモノに出来ず、試合の流れを引き寄せることが出来なかった。
29 アレクサンドレ・ゲデス 6.5(75分OUT)
浜崎のCKに合わせたヘディングシュートは見事。その後もクロスからのヘッドで多くの決定機に絡んだが、複数得点はならず。ただコンディションは上がってきている。
交代出場
MF
6 兵藤慎剛 6(66分IN)
トップ下に入り、果敢にゴールを狙って2本のシュートを放ったが惜しくも決め切れず。コンディションは非常に良かった。
FW
20 長沢 駿 5.5(75分IN)
古巣への恩返しゴールを期待されての投入だったが、試合の流れにうまく入れず、なかなか決定機に絡むことが出来なかった。
DF
23 シマオ・マテ 5.5(75分IN)
中断期間での負傷からようやく復帰。悪い流れを止められず、4失点目はパトリックを止められず失点に繋がった。それでも終盤には、プレースキックから惜しいヘディングシュートを放つなど存在感は見せた。
MF
14 石原崇兆 ―(82分IN)
終盤上げたクロスが兵藤のシュートに繋がるなど、攻撃に絡もうとする姿勢は見せた。だが、ゴールをアシストすることは出来なかった。
DF
3 飯尾竜太朗 ―(82分IN)
守勢に回っていた時間帯に投入され、渡邉に背後のスペースを突かれて、失点に関与してしまった。あまりボールにも絡めなかった。
監督
木山隆之 4.5
2失点後はしっかりとボールを繋いで決定機を作ることは出来ていた。しかし、リスクを負って攻撃を仕掛けようとした選手交代が裏目に出て、チームのバランスを崩し、大量失点を喫してしまった。
G大阪――若い力も躍動し攻守で力の差を見せつける!
【チーム採点・寸評】
G大阪 6.5
開始早々に失点するも、効率良く加点し、あっさり逆転。後半は仙台に攻め込まれる時間帯もあったが、東口のPKストップや守備陣の奮闘により持ち堪え、倉田のゴールで試合を決めて力の差を見せつけた。
【G大阪|採点・寸評】
GK
1 東口順昭 7
前半に西村のPKをストップしたことで、試合の流れを大きく引き寄せることに成功。ポジショニングも良く、正面でシュートを止める場面が多く、ビッグセーブもあった。
DF
3 昌子 源 6.5
日本代表DFらしく大きな声でチームを鼓舞し、競り合いでも強さを発揮。ディフェンスリーダーとして十分な働きぶりだった。
4 藤春廣輝 5.5
右サイドの相手攻撃陣に対し、下がって対応することが多かった。それにより前半の終盤から後半の途中まで、相手にペースを握られる時間帯を作らせてしまった。
5 三浦弦太 6.5
1失点目ではA・ゲデスに競り負けたが、2得点目は打点の高いヘディングでアデミウソンのゴールを鮮やかにアシスト。その後は攻撃の起点となるパス出しも、しっかり出来ていた。
19 キム・ヨングォン 6
高さ勝負、フィジカル勝負で強さを見せ、守備の安定に大きく貢献。パス出しもそつなくこなせていた。
MF
8 小野瀬康介 6
後半途中までは守備でチームに貢献していたが、その後は前に出られるようになり、クロスで3得点目の起点となった。
10 倉田 秋 6.5(88分OUT)
攻守でチームに貢献しようとする姿勢が見られた。後半の苦しい時間帯に相手からうまくボールを奪って3点目を挙げ、勝利を決定付けることに成功した。
15 井手口陽介 6.5
高い位置からの激しい守備で存在感を示した。攻撃でも4点目は自らでボールを奪い、さらにゴールを重ねた。
MAN OF THE MATCH
29 山本悠樹 7(88分OUT)
J1初先発とは思えない落ち着きぶり。先制された直後に「練習していた」というミドルシュートを鮮やかに決め、J1初ゴールでチームに流れを引き戻した。3得点目も倉田へ出したパスがゴールに繋がり、さらに守備でも身体を張り、攻守で大活躍。
G大阪――途中出場のアタッカーが短い時間で存在感
FW
9 アデミウソン 6(68分OUT)
15分にCKからファーサイドでうまくフリーになり、ヘディングで逆転ゴールを決めた。しかし、それ以外はあまり決定機に絡めなかった。
33 宇佐美貴史 5.5(68分OUT)
足下の高い技術を発揮し、うまく相手守備陣を引きつける動きを見せた。ただ自らがゴールを狙う動きはそれほど多くなく、後半途中で交代となった。
交代出場
FW
39 渡邉千真 6.5(68分IN)
井手口からのパスを受け、縦への突破で相手守備網を破り4点目に絡んだ。短い出場時間でもしっかりと結果を残した。
FW
18 パトリック 6.5(68分IN)
パワーを生かした突破は相手の脅威となり、4点目はS・マテとのぶつかり合いに勝ってゴールに繋げることができた。
MF
27 高尾 瑠 ―(88分IN)
出場時間こそ短かったが、ボールに積極的に絡もうとする姿勢が見られた。縦パスから決定機を作り出す場面も。
MF
34 川﨑修平 ―(88分IN)
J3のG大阪U-23で5試合連続ゴール中だった期待の高卒ルーキーがついにJ1デビュー。最後には思い切りの良いシュートを放ち、今後の活躍を予感させた。
監督
宮本恒靖 6.5
山本の先発起用が大当たりで、攻守のバランスを向上させた。後半途中まで相手にボールを持たれる時間帯があったが、適切な選手交代で試合の流れを引き戻し、勝利を確実なものとした。