日本代表MF堂安律のビーレフェルト入りが決定 PSVから1年レンタル、背番号「8」

ビーレフェルトは5日、PSVに所属する日本代表MF堂安律(22)のレンタル加入を発表した。移籍期間は2021年6月30日までの1年。背番号「8」を着用する。

堂安は昨夏、フローニンヘンから移籍金750万ユーロ(現レートで約9億4000万円)の5年契約でオランダの強豪PSVに入団。シーズン序盤こそマルク・ファン・ボメル監督の下でレギュラーとして活躍したが、監督交代後は出番が減り、最終的に公式戦27試合に出場して3得点という成績に終わった。

そんなガンバ大阪育ちのレフティを擁するPSVは今夏、ロジャー・シュミット監督を新たに招へい。ドイツ人新監督の攻守にアグレッシブなスタイルに合わず、PSVの放出リストに載るひとりに目され、ブンデスリーガ昇格組のビーレフェルトにレンタルで加わる憶測が浮上している状況だった。

そうした状況を受けて、堂安も来年の東京オリンピック出場を視野に入れ、出場機会を求めての移籍を希望しているともいわれるなか、既報どおり、ビーレフェルトがレンタル加入を正式発表した。

ドイツ初挑戦となる堂安はクラブ公式サイトで「昨季の試合を何試合か観て、印象的でした。ブンデスリーガでプレーできるというも僕の決断にすごく重要でした。首脳陣ともすごく良い話し合いができたので、オファーを快く受けることにしました。新シーズンがすごく楽しみです」と語った。

ビーレフェルトは1905年に創設され、1983~1988年まで元日本代表FWの尾崎加寿夫氏が所属。今季は12季ぶりにブンデスリーガ1部を戦うシーズンとなる。

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