【G大阪】井手口、仙台戦へ向けチームの課題に言及。「裏がない、というのが多い」
G大阪のMF井手口陽介(24)が4日、直近3試合未勝利の中で臨む仙台戦(5日・ユアスタ)に向け、チームの課題に「裏への動きが少ない」ことを挙げた。前節のF東京戦では、1点を追う前半43分にFW宇佐美のミドルで追いついたが、後半はミスが絡んで2失点。アンカーとして中盤の底を務めた井手口は、ここ3試合で3得点(失点は計7点)と、複数得点は奪えていない状況に「中盤に(パスが)入ったときに裏がない、というのが多い。相手も守備をやりやすいんじゃないか、と思ったりはしている」と話した。
チームは2トップを採用するが、FW宇佐美は中盤まで下がってボールを引き出し、パスを展開するという特徴があるため、実質FWは1枚の状況が多い。井手口は「宇佐美君が(中盤に)下りるなら、中盤の選手が代わりに(前線に)出ていく。みんなで(ポジショニングを)見合いながらできればいい」と、FWと入れ替わってインサイドハーフなどの位置から裏を取る動きなどをポイントに挙げた。
今週のトレーニングでは、攻撃面でのすり合わせを中心に行ったという。ミーティングで選手たちが意見をぶつけ合う時間もあり「後ろの選手、中盤の選手、前目の選手の意見はあるし、そこで食い違っている部分は多少あった。そこはみんなで意思を合わせて、狙いを決めていこうとは話し合いました」。現在8位のG大阪。上位進出のためには負けられない15位・仙台との一戦へ、課題を修正できているかが勝負のポイントとなりそうだ。