宮本監督、遠藤欠場は戦術的なもの「見解は一致」

ガンバ大阪宮本恒靖監督(43)が4日、最近2試合連続でベンチから外れている元日本代表MF遠藤保仁(40)について「ヤット(遠藤の愛称)には、どういう試合の中で力を発揮してほしいかを話している」と説明した。体調自体には特段の問題がなく、あくまで戦術的、戦略的な事情で欠場となっているもようだ。

「ヤット自身にも、そういう(流れを変えたい時に起用したいという)伝え方をしているし、本人も状態を上げるという話もしていて、見解は一致している」と宮本監督は補足し、ベンチ外にしている話し合いも行っているという。

遠藤は今季7試合に出場していたが、8月23日鹿島アントラーズ戦でJ1リーグ戦に限れば、11年以来9年ぶりにベンチを外れた。同29日FC東京戦でもベンチ外になり、2試合連続は10年以来10年ぶりとなった。

次節9月5日ベガルタ仙台戦(ユアスタ)も、遠藤がベンチを外れる可能性が高く、3試合連続ベンチ外となれば、ウイルス感染症で北京オリンピック(五輪)オーバーエイジ枠での出場を断念した、08年7月の5試合連続ベンチ外以来12年ぶりとなる。

今季は7月4日セレッソ大阪戦で、J1通算632試合の歴代単独最多出場記録を樹立。現在は637試合まで記録を更新中だが、出場7試合で先発は3試合に止まっていた。

J2降格がない今季は交代枠が5人に増え、FWなど攻撃的な位置の選手を優先的に起用する傾向がJリーグ全体にあり、さらに若手選手に経験を積ませる傾向も強い。世代交代の波をはね返すべく、遠藤の逆襲に期待がかかる。

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