宇佐美、引退の内田「リスペクトしてもし足りない」

ガンバ大阪の元日本代表FW宇佐美貴史(28)が、23日の鹿島アントラーズ戦(カシマ)へ必勝を誓った。

前節19日のホーム浦和レッズ戦は1-3で大敗。内容的にもチーム全体がミスを連発した。2連敗は許されないG大阪は22日、大阪・吹田市内で練習。敵地への移動前にエースがオンラインで取材に応じた。

「ゴールを取ることを第1に考えながら、なるべく前で前でプレーする意識をしているが、攻撃が停滞すれば(中盤まで)追いすぎずにプレーしたい。前の選手のよさを引き出せれば、僕のよさも出る。ポジションを間違えずに、周囲と連係を取りたい」。4試合ぶり今季3点目を狙う覚悟を示した。

浦和戦は最終ラインで決定的なミスが出て、今季初めて3失点した。宇佐美も前半の決定機に先制点を奪えなかったことで、流れを失った反省がある。

「僕自身シュートミスもあったし、点を取れなかったので同じミスをしている。僕らはミスをとがめあうような関係、集団ではない」と語気を強くした上で「ふがいない試合をしたので取り返したい。大事なのは負けた後。いつまでも悔しがっていても仕方はない」と言い切った。

引退を表明した鹿島DF内田篤人(32)は、同じ日本代表やドイツでもプレーした先輩になる。「(引退は)早いと思った。それだけ、プロフェッショナルの精神を持った先輩なので、けがの中でプレーするのは(自分の中で)許せないのかなと思った。普段はひょうひょうと口数も多くないが、ところどころ優しさもくれる先輩。ドイツでも試合数や結果で貢献した選手で、リスペクトしてもし足りない」と感謝した。

その鹿島が内田のためにも一丸となって戦ってくるのは明白だ。宇佐美は「鹿島は悪い状態でも、どのタイミングで強さを爆発させるか分からないし、僕らの試合から劇的に変わるかもしれない。僕らが受けることだけはしないように。自分たちからアクションを起こして、先制パンチを食らわせられれば、結果はついてくる」。アウェーとはいえ、1歩も引かない姿勢を強調した。

リンク元

Share Button