元日本代表DF昌子 316日ぶり実戦 ガンバデビューで存在感発揮

◇YBCルヴァン杯1次リーグ第2節 G大阪1-1大分(2020年8月5日 昭和電ド)

今季G大阪に加入した元日本代表DF昌子源(27)が移籍後初出場した。フランス1部トゥールーズ所属時の昨年9月25日アンジェ戦以来316日ぶりの公式戦。それでも、存在感は色あせていなかった。3バックの中央で後半19分までプレーした。

「11カ月ぶりだったのでうれしさとかいろんな感情があった。緊張感の中でプレーできたのは良かった」。

前半35分には自らのパスミスから同点を許したが、鋭いグラウンダーの縦パスを連発。「ガンバはセンターバックからの組み立てを求められる。縦パスを狙ったというよりも、相手が嫌がるところに出そうというのを意識してトライした」。1―1のドローに終わったものの、何度も得点チャンスを演出した。

宮本監督が「しっかり落ち着いて、DFラインで声を出しながら若い選手を引っ張ってくれた」と目を細めれば、昌子は「ミスを引きずらず、次は自分が助ける気持ちでやる」と切り替え。1次リーグ敗退は決定したが、待望の戦力が復活を果たしたのはリーグ戦に向けて大きい。

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