【G大阪】採点&寸評 首位・川崎に善戦も後半に自力の差。
◆明治安田生命J1リーグ第7節 G大阪0―1川崎(1日、パナソニックスタジアム吹田)
G大阪は首位・川崎との一戦で今季初の無得点に終わり、0―1で敗れた。前半は互角以上の展開で試合を進めたが、後半3分に川崎MF大島に見事なミドルを決められて失点。後半20分からは元日本代表MF遠藤をフリーマンとして前目のポジションで投入し、同点と狙ったが最後まで川崎ゴールを割れず。宮本恒靖監督(43)は「前半のいい時間帯で点を取れていれば。後半は相手にボールを簡単に渡すシーンが増え、そこからの失点は悔やまれる。でもJで一番調子のいいチームに対して、やれた部分もあった」と試合を振り返った。
以下は採点&寸評
宮本恒靖監督【5・5】井手口と矢島のポジションを入れ替え、相手の田中からのビルドアップを封じた前半は上々の出来。しかし相手が対処してきた後半早々に失点し、その後は手を打つも試合の流れを変えることはできなかった
GK東口順昭【5・5】周囲との息が合わなかったのか、パスミスが散見。前節は神がかっていたが、今節は人だった
DF三浦弦太【5・5】
力強い空中戦は攻守でチームの武器になってきたが、前半のチャンスは決めたかった
DF金英権【6・0】
相手の中盤をつかむ意識も高く、かわされても的確に対処。レベルの高いプレー
DF高尾瑠【5・5】対面のドリブラーにしつこく対処。プレーに粘りが出てきた印象
MF小野瀬康介【6・0】負傷明けも外、中と使い分けたプレーで攻撃に変化つける
MF藤春広輝【5・5】前半は家長を見張りつつ前にも絡んだが、小野との連携には改善の余地あり
MF矢島慎也【6・0】インサイドハーフでプレスをかいくぐる勇気と技術で、攻撃の起点に。
MF小野裕二【5・5】
戦う姿勢と球際の強さは好印象。ただこの日はゴール前での最後の精度を欠いた
MF井手口陽介【6・5】
中盤の底から広い範囲をカバーし、存在感は絶大。あとはミドルなど攻撃で違いをみせられれば文句なし
FW宇佐美貴史【5・5】
セットプレーのキッカーとして、質の高いボールを供給。流れの中では下がってパスを受ける場面が多く、インパクト出せず。終盤に訪れた右足を振れるシーンも不発に
FW渡辺千真【5・5】
特に前半は的確なポストで攻撃を最適化。しかし前半早々に訪れた唯一のチャンスを決めきれなかった
途中出場
MF倉田秋【5・0】後半15分イン。前でパスを受けることが少なく、流れを変える切り札になれず。昨季激突した川崎DF登里と笑顔で肘タッチするスポーツマンシップあふれるシーンはあったが、プレーでの見せ場は少なかった
MF福田湧矢【5・0】後半20分イン。縦を警戒され、サイドを切り裂くプレーを出せず。
MF遠藤保仁【5・0】後半20分イン。前線のフリーマンとして投入されたが、周囲との呼吸が合わない場面や、プレー強度が足りない場面も。もっと前向きでボールを受ける時間があれば
FWパトリック【5・0】後半35分イン。パワープレー要員としては機能。遠藤とタイミングを合わせられずオフサイドポジションに走ってしまったシーンは痛かった