川崎Fがクラブ新の7連勝で首位固め! 大島弾でG大阪の挑戦退ける《J1》

明治安田生命J1リーグ第8節のガンバ大阪vs川崎フロンターレが1日にパナソニック スタジアム 吹田で行われ、アウェイの川崎Fが1-0で勝利した。

ここ5試合無敗の4連勝で2位につけるG大阪は勝利すれば勝ち点で並ぶ首位相手とのゲームに向け、負傷欠場が続いた小野瀬が3試合ぶりの先発復帰。古傷の右足首痛でデビューが遅れる昌子が加入後初のベンチ入りを果たした。一方、首位川崎Fは開幕から無敗街道を突き進み、クラブタイ記録の6連勝中。前節の先発から2枚が入れ替わり、田中、大島がスターティングメンバーに名を連ねた。

今後の優勝争いを占う首位攻防戦は互いの攻撃姿勢がぶつかり合う立ち上がりになる。G大阪が高い位置でボールを奪った6分に小野のクロスからボックス中央の渡邉が頭でフィニッシュに持ち込むと、J1最多20得点の攻撃力を誇る川崎Fもその2分後に敵陣左サイドを起点にした分厚い攻めから中に絞る動き出しで攻撃参加した山根もシュート。頂上決戦らしく、激しい攻防戦が繰り広げられていく。

そのなかで、相手のお株を奪うパスワークで徐々に攻撃の主導権を握り出したG大阪は13分に右CKのチャンスからボックス中央の三浦がヘディングシュートでゴールに迫ると、続く20分にも田中のミスパスからボックス右の小野瀬が右足コントロールショットでゴール右隅を狙うが、右ポストを直撃。決定機をモノにできない流れが続くものの、今最も勢いに乗る相手に対して、真っ向勝負を挑む。

なかなか押し上げる時間を作れず、守勢が続いた川崎Fだが、給水タイムを経ての27分にボックス左の旗手から中央でパスを受けた小林がフィニッシュに持ち込むなど、徐々にボールの主導権を握り返す展開に。敵陣深くに押し上げ、ショートパスを駆使しての局面打開を図る場面を作り出していくが、G大阪守備網も最後のところで身体を張ったディフェンスが光り、スコアを動かせない。

後半も立ち上がりから攻めの姿勢を前面に押し出したG大阪だが、ハーフタイム明けに脇坂と三笘の交代に動いた川崎Fが先手を奪う。48分、左サイドで大島からボールを受けた三笘が細かいドリブルでボックス左に侵攻して相手のマークを引きつけ、バイタルエリア中央のスペースにラストパス。これに大島が右足ダイレクトで合わせると、東口も反応できず、ゴール左隅に突き刺さった。

追いかける立場に回ったG大阪は引き続き相手ゴールに迫る形を作り出すなかで、60分に小野を下げて倉田を投入。続く65分に矢島と渡邉を下げて、福田と遠藤をピッチに送り込むが、先制して落ち着き出した川崎Fが冷静沈着な試合運びをみせ、なかなかフィニッシュに持ち込めない展開になる。すると、川崎Fは73分に大島と旗手を下げて下田と守田を送り出して、試合をクローズにかかる。

何とか打開したいG大阪は試合時間が残り10分のところで、小野瀬とパトリックの交代に動いて攻め立てる流れに持ち込むが、85分にレアンドロ・ダミアンを送り出した川崎Fが最後の交代枠で宮代を投入するなど巧みに時間を進め、そのままタイムアップ。川崎Fが2年ぶりの4連勝で好調のG大阪を破り、クラブ新記録の7連勝で首位固めに成功している。

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