川崎F、G大阪に競り勝ちJ1クラブ新記録の7連勝! 東口も呆然の大島ミドルが決勝点

1日に明治安田生命J1リーグ第8節が行われ、ガンバ大阪と川崎フロンターレが対戦した。

現在6連勝中で絶好調の首位・川崎Fと、現在4連勝中と同じく波に乗る2位・G大阪の“首位攻防戦”。ホームのG大阪が勝利すれば勝ち点で並ぶ一戦となっただけに、シーズン序盤ながら大きな注目が集まった。そしてこの試合では、今年の2月にトゥールーズからG大阪へ加入したDF昌子源が、移籍後初のメンバー入り。ベンチから戦況を見守るかたちとなった。

先にチャンスを迎えたのはG大阪。6分、DF藤春廣輝が左サイドの敵陣中央から柔らかいクロスを供給すると、ボールはファーサイドに走っていたFW渡邉千真へ。FW渡邊はヘディングシュートを放つが、ゴール右へ外れる。

川崎Fもその2分後に反撃。敵陣ペナルティエリア中央でMF脇坂泰斗がフリーでボールを受けると、マイナス方向に短くパスを送る。すると後ろから走り込んだDF山根視来がペナルティエリア手前の中央から左足でシュート。しかし、シュートコースに入ったG大阪のDFにブロックされる。

その後はG大阪が、川崎Fのビルドアップを上手く封じ込め主導権を握っていく。すると20分、敵陣深くで相手のパスミスカットしたMF小野瀬康介が、ペナルティエリア右から右足でコントロールシュートを放つ。しかしこれは、ゴール右ポストに弾かれてしまい、先制には至らない。

すると徐々に川崎Fがボールを保持するようになり、得意のパスワークで揺さぶりをかける。ただ、G大阪も集中したディフェンスで決定的なプレーは許さず。引き締まった展開で、前半は両チーム共にスコアレスで折り返す。

迎えた後半、先制したのは川崎Fだった。48分、敵陣のバイタルエリアでボールを受けたMF大島僚太が左サイドのMF三笘薫へパスを送る。ドリブルで相手DFを引きつけたMF三笘が中央へ折り返すと、MF大島がペナルティエリア手前の中央からダイレクトでミドルシュート。G大阪のGK東口順昭も反応できない鋭いシュートがゴール左へ突き刺さり、試合の均衡が破られた。

得点が欲しいG大阪は、60分にMF倉田秋、65分にMF遠藤保仁とMF福田湧矢と選手を投入。なお、MF遠藤はJ1の通算試合出場数を636にまで伸ばした。

それでも川崎Fがボールを握る展開は変わらず。77分にはMF田中碧が敵陣ペナルティエリア手前の右から、右足を振り抜く。強烈なシュートが枠内に飛ぶが、GK東口が好セーブを見せた。その3分後も川崎Fが左CKから、DF谷口彰悟がヘディングシュート。これはGK東口が正面でキャッチする。

反撃を見せたいG大阪は前線にFWパトリックも投入し、それまでになかったロングボールを使った攻撃も試みる。

しかし、結局スコアは動かず0ー1で試合終了。首位攻防戦を制した川崎Fは、J1でのクラブ記録を更新する7連勝を達成した。一方敗れたG大阪は、6試合ぶりとなる今シーズン2敗目を喫している。

【スコア】
ガンバ大阪 0ー1 川崎フロンターレ

【得点者】
48分 0ー1 大島僚太(川崎フロンターレ)

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