【G大阪】明日川崎戦、宇佐美貴史は先輩・家長昭博を警戒「小学6年のプレースタイルを今も…」
G大阪の元日本代表FW宇佐美貴史(28)が31日、首位・川崎(8月1日・パナスタ)との一戦に向けてオンライン取材に応じた。4連勝で2位と好調の中、前節26日の神戸戦(ノエスタ)では強烈なミドルシュートを決めるなど、調子を上げつつあるアタッカーは「ガンバとして天王山というか、上位対決は久しぶり。ワクワクしています。すべてをかけるつもりでやりたい」と意気込んだ。
再開後6連勝中の川崎は、ここ5試合連続で3得点以上をマーク。圧倒的破壊力を誇るチームのキーマンとなっているのが元G大阪のFW家長昭博(34)だ。「(川崎は)基本的なポジションは守りながらやってますけど、右から左、真ん中、後ろまで落ちていいのは、家長くんだけだと思います。それを許されているというか。フロンターレの中で異質な選手」と宇佐美。右FWをスタートポジションに、抜群のキープ力でボールをおさめ、ゴール前へ侵入する道筋を作り出すレフティーの存在を警戒した。
また宇佐美は「川崎の攻撃は色々なところから始まりますけど、右(サイド)がベースで、左で仕留める形が多いのかな、とは思います」と分析。キープ力のある家長にボールが入ると、失う可能性が低いという判断からインサイドハーフ、サイドバックが迷いなく前線に絡み始める。またそんな動きをおとりに、決定力のあるFW小林やFWレアンドロ・ダミアンへのクロスなどもあり「(家長に)ボールがおさまる、ということを理解して動くチームメートがやっかい。そこから生まれてくる攻撃のバリエーションを警戒しないといけない」と話した。
宇佐美と家長は、ともに京都府長岡京市出身で、長岡京スポーツサッカー少年団からG大阪の下部組織、トップチームへ進み、その後海外に挑戦したキャリアも同じ。宇佐美が子供のころからあこがれ、背中を追いかけてきた家長のプレーは「小学6年生の時のプレースタイルを、今もそのままやっている感じ」だという。ともに海外でプレーしていた時期もあり、直接対戦は家長が大宮でプレーしていた2014年以来、家長の川崎加入後(17年~)は初となる。両チームの攻撃のキーマンとして相まみえる序盤の大一番。どちらが得点を生み出す違うを作り出せるかが、試合の鍵を握る。